
最近、Twitterのフォロワーさんが「イタチザメだ~!」って騒いでいるけど、何かあったのかな?



どうやら水族館でめったに見る機会のないイタチザメが葛西臨海水族園に展示されたらしいよ。
葛西臨海水族園にイタチザメが展示された
「大洋の航海者 マグロ」水槽でイタチザメを展示しています。全長1mほどの小さな個体ですが、特徴的な体の模様はハッキリと分かります。水槽に入れた翌日には餌を食べ始めました!#かさりん #tslp_h pic.twitter.com/mpCbCwcipE
— 葛西臨海水族園[公式] (@KasaiSuizokuen) November 18, 2019
2019年11月に葛西臨海水族園から「イタチザメ展示」の情報が入りました。
この情報をきっかけに、Twitterでは一部のマニアたちが大慌て。
その数日後、アオザメまで搬入されてかさりんサメフィーバーの大騒ぎでした。
2019年11月20日(水)、「大洋の航海者 マグロ」水槽にアオザメを搬入しました!シノノメサカタザメやイタチザメと同じ場所で泳いでいます。#かさりん #tslp_h #アオザメ pic.twitter.com/O4nAXkw2zt
— 葛西臨海水族園[公式] (@KasaiSuizokuen) November 20, 2019
イタチザメは、美しいフォルムとサメらしい凶暴さに魅力があります。



さまざまな種類のサメでも、とくにイタチザメが好きです。
イタチザメの飼育は難しいそうで、水族館で見られるチャンスはめったにありません。
どうしても葛西臨海水族園に行きたかったのですが…
東京に行く機会のなかった僕は、Twitterでサメ好きフォロワーの現地レポを唇をかみしめながら見ていました(笑)
葛西臨海水族園のイタチザメを見に行った
葛西臨海水族園にイタチザメが展示されてから約3ヶ月後。
ようやく葛西臨海水族園に行く機会が訪れました。
搬入されてから3ヶ月も経っていたので「もういないかな?」って不安もありましたが…


イタチザメは元気に泳いでいました。
サイズは小さく、まだ子どものイタチザメです。
しかし、体の特徴的な模様は、ハッキリとわかります。



動画も撮影してみました。
1分ほどの短い動画ですが、よかったらご覧ください。
イタチザメってどんなサメ?


名称:イタチザメ
学名:Galeocerdo cuvier
英名:Tiger shark
分類:メジロザメ目イタチザメ科
分布:世界各地の温帯・熱帯海域
イタチザメは「世界で2番目に危険なサメ」と呼ばれています。
1番目に危険なサメは、有名なホホジロザメです。
どちらのサメも、エサと間違えて人を襲うことがあります。



過去に人を襲った数が1番多いのはホホジロザメ、2番目がイタチザメだそうですよ。
最大4mの大きなサメ


イタチザメの体長は、約3~4mと言われています。
ホホジロザメのような肉食のサメは、最大で5mくらいまで成長するので、比較的大型のサメと言えるでしょう。
葛西臨海水族園で展示されていたイタチザメは、体長1mくらいでした。
これから4倍近く大きくなるかもしれませんね。



立派に育った姿を見られるといいな。
とりあえず食べる?好奇心旺盛なサメ


イタチザメは「エサかな?」と思ったら、とりあえず食べてみるタイプの好奇心旺盛なサメです。
自然界ではおもにウミガメを食べるそうですが、間違って流木やゴミを食べることもあります。
日本近海では、沖縄や鹿児島周辺の暖かい海に生息しているとのこと。
サーフボードをウミガメと間違えて襲われる被害も出ているそうですよ。



サーファーは注意しましょう…
別名「タイガーシャーク」


イタチザメは体表にあるトラのような模様から、別名「タイガーシャーク」と呼ばれています。
この特徴的な模様は、子どもの頃が一番ハッキリとしているそうです。
成長するにつれて、徐々に薄くなっていきます。
「タイガーシャーク(トラのようなサメ)」と聞くと、とても強そうなサメを想像しますよね。
でも「イタチザメ(イタチのようなサメ?)」を想像すると…



なんだか少し可愛らしい気がしちゃいます
イタチザメは他の水族館で見られるの?
2020年2月現在、イタチザメを飼育展示している水族館は葛西臨海水族園のみです。
過去に飼育展示していた水族館はありますが、飼育が難しいことから常設展示されることは多くありません。
- 沖縄美ら海水族館
- 海遊館
- 竹島水族館
- 鴨川シーワールド
- 京急油壺マリンパーク
現在は飼育展示されていませんが、沖縄美ら海水族館はイタチザメの飼育展示歴が長いです。
世界初となる飼育環境下で産まれたイタチザメを飼育しており、2年間で体長が約2mまで成長しました。
最後に|イタチザメを見られてよかった


まだ小さな子どもでしたが、イタチザメを生で見られて本当に良かったです。
海中でサメが人前に姿を現すことは滅多にありません。
もし姿を現したとしても、じっくりと観察する余裕はないはずです。
今回展示した葛西臨海水族園のように、じっくりと観察できる機会の少ない生き物を見られたことは本当にラッキーでした。


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