葛西臨海水族園は、ディズニーランドの近く「葛西臨海公園」に併設する水族館です。
東京湾に生息する生き物や、日本一の飼育数を誇るペンギンたちに出会えます。
東京湾の生き物たち、
種類が豊富なペンギンたち、
これでもかと言わんばかりのマグロ…?
展示から学べることも多く、子どもにもおすすめしたい水族館です!
今回は「これから葛西臨海水族園へ行ってみようかな?」と検討している人に向けて、事前に知っておきたい情報を紹介します。
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- 全国の水族館をめぐっている(現在48館)
- 開館から閉館までずっといるタイプ
- 5日間で関東の水族館を8か所ハシゴした
葛西臨海水族園を最高に楽しむコツは、事前知識を持って行くことです。
この記事を参考にしながら、葛西臨海水族園の事前知識を「持ち物リスト」へ忘れずに追加しましょう!
・新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介したイベントが中止している場合もあります。
・紹介する写真は、おもに2021年に撮影したものです。現在の展示とは異なる場合があります。
・遊びに行く前に、水族館の公式HPやSNSで最新情報をご確認ください。
葛西臨海水族園ってどんな場所?
東京都江戸川区臨海町にある葛西臨海水族園は「葛西臨海公園」に併設する水族館です。
東京湾を中心に、約600種を超える世界各地の生き物たちを飼育展示しています。
とくに主役の「マグロ」は、いろんな意味で存在感が強かったです!
館内の見どころを写真で紹介
葛西臨海水族園の見どころを、実際に撮影した写真で紹介します。
注目したいポイント別に紹介するので「こんな感じなんだな~」と、ゆる~く雰囲気だけでもお伝えできればと思います。
それでは、ごゆっくりご覧ください!
大洋の航海者と世界の海
葛西臨海水族園のエントランスは、大洋を泳ぐアカシュモクザメやマグロの回遊水槽の展示エリアです。
そして、世界のさまざまな海域を再現した水槽へと続いていきます。
- エントランス
- アクアシアター
- 世界の海エリア
- 深海の生物エリア
- 北極・南極エリア
まずは葛西臨海水族園の前半部分となる展示エリアを、上記の5つに分けて紹介します。
アカシュモクザメが泳ぐエントランス
葛西臨海水族園の入口から入ってすぐに現れる「大洋の航海者」水槽。アカシュモクザメやマイワシの群れが出迎えてくれます。
群れで泳ぐマイワシたちは迫力があり、大型のサメやエイが近づくと形を変える様子が面白いです。
水槽内にはアカシュモクザメだけではなく、スミツキザメやツマグロといった小型のサメも泳いでいますよ!
マグロが回遊するアクアシアター
葛西臨海水族園と言えば、やっぱりマグロが主役です。水量約2,200トンのドーナツ型水槽「アクアシアター」には、たくさんのマグロたちが回遊しています。
館内はマグロの生態に詳しくなれる展示も豊富です。マグロといえば刺身のイメージが強いですが、ここでは泳いでいる姿をしっかりと観察できます。
マグロを間近で見ると、意外に大きくて迫力がありますよ!
以前、葛西臨海水族園に「めずらしいサメが展示された」という出来事に、日本各地の水族館好きが盛り上がりました。
葛西臨海水族園では、アオザメやイタチザメといった「水族館ではめったに見られないサメ」が展示されることもあるようです。
よほどのマニアでもない限り「何がスゴイの?」と感じるようなことです。
しかし、一生に一度しか見られないようなチャンスなので、興味のある人は情報を逃さずにチェックしましょう!
さまざまな魚たちが集まる世界の海エリア
世界各地の海を泳ぐ魚たちが集まる「世界の海」エリア。生息域ごとに分かれた水槽には、見た目の色や形がさまざまな魚たちが泳いでいました。
ルックダウンという魚は、泳いでいる姿が「下を向いている」ように見えます。正面から見ると細長い体が、とても不思議です。
フライングガーナードは、翼のような胸ビレが特徴的。大きな胸ビレを広げて、大空を羽ばたくように泳ぐ姿が印象的ですよ!
銀色の体に入ったイエローのラインが綺麗な魚がいました。しかし名前をよく見ると、“豚の魚”と書いてポークフィッシュ?
いったい「どこが豚に見えるんだろう?」と疑問に思っていたのですが…どうやら「ブーブー」と豚の鳴き声のような音を発するそうです。
魚の名前は「見た目」以外の要素が由来となることもあるんですね。
たまに「他になかったの?」って思う名前もありますよね(笑)
奇妙で不思議?深海の生物エリア
葛西臨海水族園は、深海に生息する生き物たちの展示も豊富です。最近は深海生物が人気で、奇妙な見た目や不思議な生態に惹かれるファンも増えています。
深海の生物エリアでおすすめしたい生き物は、太刀のような姿が特徴的なタチウオです。銀色の細長い体や縦向きで泳ぐ姿は、何度見ても「なんだこの魚は?」と思ってしまいますよ。
北極や南極の海に暮らす生き物たち
人の生活には適さない極寒の地である北極や南極には、さまざまな海の生き物たちが暮らしています。
北極と南極は似ているような印象があると思いますが、実は生息する生き物や環境がまったく異なる土地です。
館内の展示には「北極と南極の違い」や「生息する生き物」の解説があります。
別記事で詳しく紹介しているので、もし興味があればご覧ください。
しおだまりとペンギンの屋外エリア
葛西臨海水族園の屋外エリアには、しおだまりの生き物や大小さまざまなペンギンたちとふれあえる展示があります。
- 渚の生物エリア
- ペンギンエリア
とくに国内最大級の展示施設で見られるペンギンエリアは、館内の人気スポットです。
渚としおだまりの生き物たち
葛西臨海水族館の「渚の生物」エリアには、磯の生き物が暮らしています。
浅瀬をそのまま再現したような展示エリアには、ウニやカニなど「しおだまり」で暮らす生き物たちも豊富です。
浅瀬の中は水槽展示のように横からも観察できるので、小さな子どもたちでも魚が泳ぐ様子を楽しめます。
国内最大級のペンギン展示
葛西臨海水族園では、4種類のペンギンを飼育しています。
その飼育数は「日本一」とも言われ、たくさんのペンギンたちが集まって行動する姿は可愛らしいです。
- オウサマペンギン
- イワトビペンギン
- フンボルトペンギン
- フェアリーペンギン
体の小さなフェアリーペンギンもいれば、対称的に体の大きなオウサマペンギンもいます。
ペンギンの種類による見た目の特徴や行動の違いなど、見比べながら観察するのも楽しいですよ!
館内の各エリアでは、生き物を紹介するスポットガイドを行っています。エサの時間に行われるので、生き物たちが食事をする様子も一緒に楽しめるイベントです。
ペンギンたちのエサの時間は、とくに賑やかな様子を楽しめます。エサに向かって大群で移動するペンギンたちは、飼育数日本一の葛西臨海水族園ならではの光景です。
東京の海と海鳥の生態が分かる屋内エリア
屋外エリアを抜けた先には、東京湾の魚や海鳥が暮らす環境を再現した展示エリアがあります。
- 海藻の林エリア
- 東京の海エリア
- 発光生物エリア
- 海鳥の生態エリア
- 海の生き物たちはどのような環境で暮らしているのか
- 海の中にはどのような世界が広がっているのか
そんな好奇心を満たしてくれるような展示が並ぶエリアです。
ジャイアントケルプが生い茂る海藻の林
世界最大級の海藻でもあるジャイアントケルプが印象的な「海藻の林」水槽。
ゆらゆらと生い茂るジャイアントケルプの周りには、カリフォルニアの海に生息する魚たちが泳いでいました。
ジャイアントケルプは50mを超えて伸びることもあり、海面まで達するほどに成長します。
ケルプのような海藻が集まる「藻場」と呼ばれる環境は、魚たちにとってエサ場や隠れ家となる欠かせない場所なんですよ!
東京の海に暮らす生き物たち
館内の「東京の海」エリアでは、東京の近海に生息する魚を観察できます。一見地味な水槽と思いがちですが、カラフルな魚や美味しそうな魚もいて面白いです。
身近な海で泳いでいる魚を知ると、きっと愛着が湧くと思います。魚たちのためにも、キレイな海を保ってあげたいですね。
いつか、食べる日が来るかもしれないし…笑
ユウゼンは、小笠原諸島や伊豆諸島などに生息する日本固有の魚です。
これらの場所は、ダイビングスポットとして人気があります。なので、ダイバーさんには「おなじみの魚」かもしれません。
しかし、海外の人にとっては、日本でしか見られない貴重な魚です。
好奇心旺盛でダイバーに近寄ってくるほど警戒心が薄いので、人懐っこい魚として人気がありますよ!
クラゲと発光生物たち
発光生物エリアの展示は、マツカサウオやウミホタルなど光を発する生き物たちです。
エリア内は暗闇に包まれ、生き物が発する光をしっかりと観察できます。
エリアの外には、生態展示が難しい生き物たちの標本が展示されています。
発光する生き物は意外と多いので、自由研究などのテーマとして調べるのも面白いですよ。
水中を飛ぶエトピリカ!?海鳥の生態
葛西臨海水族園には、エトピリカやウミガラスなどの海鳥も飼育されています。
海鳥の水槽前に行くと「ペンギンだ!あれ…なんか違う?」なんて反応もめずらしくありません。
海鳥たちもペンギンに負けないくらい可愛らしい姿をしていますし、夏と冬で見た目がガラッと変わる面白い特徴もあります。
水族館で海の生き物たちに詳しくなれるチャンスを活かして、海鳥のこともしっかりと覚えて帰りましょう!
葛西臨海水族園のお土産やお食事
ここからは葛西臨海水族園にある「グッズショップや飲食店」の情報を紹介します。
葛西臨海水族園オリジナルのグッズやお食事メニューもあるので、ぜひチェックしてみてください。
グッズショップ:アクアマリン
葛西臨海水族園の館内にあるグッズショップ「アクアマリン」は、お菓子から雑貨までバラエティ豊かな商品を取り揃えています。
葛西臨海水族園オリジナルのマグログッズもあるので、お立ち寄りの際はぜひ手に取ってみてください。
- マグログッズ(ぬいぐるみ、タオルなど)
- 海のチーズケーキ
- まぐろチップス
飲食店:シーウィンド
館内にあるレストラン「シーウィンド」は、葛西臨海水族園内で唯一の飲食店です。
葛西臨海水族園の主役でもあるマグロを使ったメニューが豊富で、とくにまぐろカツカレーが人気を集めています。
- デザートやソフトドリンクなど幅広いメニュー
- 座席も館内とテラスに約400席あるので家族で訪れても安心
平日 :11:00~16:00
土日祝:10:15~16:30
葛西臨海水族園の基本情報
葛西臨海水族園は、さまざまな見どころがあります。ちょっとだけ「行ってみたいな…」って気持ちになりましたか?
ここからは葛西臨海水族園に行くときのために、知っておくと便利な情報を紹介します。
入館料金
チケット料金
- 高校生以上:700円
- 中学生 :250円
- 65歳以上:350円
年間パスポート
- 高校生以上:2,800円
- 65歳以上:1,400円
駐車場
葛西臨海水族園へ車で訪問する場合は、葛西臨海公園駐車場を利用しましょう。
- 1時間まで300円(以後、20分毎に100円)
※12時間最大1,200円(月~金)
葛西臨海公園駐車場は、土日祝日や大型連休に混雑します。
できるだけ早めに到着することを心がけましょう。
最寄駅からのアクセス
- JR京葉線「葛西臨海公園」駅下車
- 葛西臨海公園駅より徒歩5分ほど
その他サービス|気になる質問まとめ
葛西臨海水族園の各種サービスについて「よくある質問」をまとめました。
ちょっとした情報ですが、事前に知っておくと役に立ちますよ!
- 館内の所要時間はどれくらい?
-
館内を1周するなら、所要時間は「1.5~2時間」が目安です。
パフォーマンスや食事を楽しむ場合は「+1時間」程度を想定しましょう。 - 混雑する時期はいつ?
-
葛西臨海水族園は「土日祝日・大型連休期間」に混雑します。
混雑を避けたい場合は、混み合う時間帯(11時~15時)を避けましょう。
また、無料公開日は「想像の10倍」くらい混雑するので、訪問する場合は覚悟して行きましょう(体験者より) - 再入園できますか?
-
チケット購入当日のみ再入園が可能です。
(改札係員にお声がけください) - コインロッカーはありますか?
-
コインロッカーは園内に2か所あります。
(正門横レストハウスと本館入口付近) - ベビーカーや車椅子をレンタルできますか?
-
ベビーカー:レンタルなし
車椅子:レンタル可能(無料)
周辺施設|寄り道してみた
葛西臨海水族園の周辺には、寄り道できるスポットもあります。
少し時間があったので、寄り道してきた場所を紹介します。
- 自然豊かな水辺の展示施設
- 散歩やピクニックに最適な芝生公園
- ダイヤと花の大観覧車
すべて葛西臨海水族園から徒歩圏内で遊びに行ける場所なので、予定を立てる際は参考にしてみてください。
①葛西臨海水族園「淡水生物館」
ここまで紹介したエリア以外にも葛西臨海水族園には、自然豊かだった東京周辺の水辺を再現した屋外エリアがあります。
屋外エリアの一部である「淡水生物館」は、メダカやカエルなど田んぼやため池に暮らす生き物が展示された施設です。
子どもの頃に遊んだ田んぼや川の昔懐かしい雰囲気を感じられるかもしれませんよ!
②葛西臨海公園
水族館に隣接する葛西臨海公園は、広大な芝生広場や東京湾を眺められるレストハウスが人気です。
天気の良い日はピクニックをする家族や、隣接する「わくわく広場」で遊ぶ子どもたちで賑わっています。
海岸に面する「汐風の広場」は、夕日がきれいに見られるスポットとしても人気ですよ!
休園日:年中無休
料金 :無料
③ダイヤと花の大観覧車
ダイヤと花の大観覧車は、葛西臨海公園内にある日本最大級の大観覧車です。
その高さは117mを誇り、天気が良ければ東京スカイツリーや海ほたるなど観光名所を展望できます。
夜間はイルミネーションで彩られるので、水族館デートにピッタリのスポットですよ。
営業時間:公式HP参照
利用料金:800円(3歳以上)
葛西臨海水族園へ遊びに行こう!
葛西臨海水族園は、飼育している生き物の種類が豊富です。
マグロやペンギンといったおなじみの生き物のいれば、初めて見るようなめずらしい生き物とも出会えます。
リーズナブルな料金で大満足の展示内容でした!
見どころを知ると、葛西臨海水族園へ遊びに行くのがもっと楽しくなります。
この記事が、葛西臨海水族園へ遊びに行くきっかけになると嬉しいです。
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