海遊館にジンベエザメを見に行ってから、少し気になっていたことがあります。
正しい呼び方は「ジンベエザメ?」「ジンベイザメ?」
幼いころは「ジンベイザメ」と呼んでいた記憶があります。
しかし、海遊館の案内には「ジンベエザメ」と書かれていました。
じゃあ、ジンベエザメが正しいのか。
…と思ったのですが、それなら「ジンベイザメは間違いなの?」って疑問が残ります。
そこで今回は「ジンベエザメ?ジンベイザメ?どっちが正しい?」を解決するための調査をしてみました。
名前の由来を調べてみた
名前の由来は諸説あり、断定できるものはないようです。
- 体の模様が「甚平(じんべい)」に似ているからジンベイザメ?
- 体形が「甚兵衛羽織(じんべえばおり)」を着た姿に似ているからジンベエザメ?
調べた限りでは、どちらが正しいのか判断できません。
しかし、現在は「ジンベエザメ」が標準的な和名のようです。
甚平と甚兵衛
そもそも、甚平と甚兵衛って何だろう?
どちらも「男性が身に着ける和風の着物」だそうです。
おそらく同じものを指しています。
ややこしいですが、甚兵衛のことを略称で”甚平”と呼ぶようになったとのこと。
しかし、その理由にも諸説あるとかないとか…。
結論は?
わからん!
由来から断定できる情報がないので、結論はわかりませんでした。
そもそも、甚平(じんべい)という言葉は、”じんべえ”で文字変換できますからね。
言葉の揺らぎってやつで、ハッキリしていませんでした。
別の観点で調べてみた
結論がハッキリしないまま終わってしまうと、モヤモヤしてしまいそうです。
そこで、別の観点でも調べてみました。
- ウィキペディア
- 水族館
- スキューバダイビングのWebサイト
ウィキペディアは?
ジンベエザメ(甚兵衛鮫、甚平鮫、Rhincodon typus)は、テンジクザメ目ジンベエザメ科に属する唯一のサメ。ジンベイザメとも。サメや軟骨魚類としてのみならず、すべての魚類の中で現生最大の種である
ジンベエザメ – Wikipedia
ウィキペディアには、基本的に「ジンベエザメ」と表記されていました。
しかし、”ジンベイザメとも。”といった記載もあります。
やっぱり、どちらでも良いのかな?
水族館は?
水族館のHPには、どちらで記載されているのでしょうか?
水族館 | 表記 |
---|---|
美ら海水族館 | ジンベエザメ |
海遊館 | ジンベエザメ |
のとじま水族館 | ジンベエザメ |
いおワールド かごしま水族館 | ジンベエザメ |
ジンベエザメを飼育している水族館は、すべて「ジンベエザメ」と表記していました。
スキューバダイビングのWebサイトは?
スキューバダイビングといえば、ジンベエザメと一緒に泳ぐのが有名です。
そこで、スキューバダイビングのWebサイトも見てみました。
適当なサイトを3か所くらい見てみると、すべて表記は「ジンベエザメ」でした。
「ジンベエダイブ」なんて楽しそうなツアーもありましたよ。
結論|どちらも間違いではない
結論としては「どちらも間違いではない」です。
どちらかというと「ジンベエザメ」のほうが、使用している割合が高い傾向にあります。
調べた限りでは、水族館やスキューバダイビングのWebサイトでは「ほぼ100%」がジンベエザメと表記していました。
とはいえ「ジンベイザメ」の呼び方が間違っているわけではありません。
日本語の揺らぎが原因で、ややこしくなっているのだと思います。
文字にすると「ジンベイ」だけど、言葉で発すると「ジンベエ」になる感じかな。
さかなクンが言ってるから「ジンベエザメ」が正解ってことにしよう。
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