11月11日は、数字の「1」が並ぶとてもキリの良い日です。
1が4つも並ぶことから、40個以上の記念日が認定されています。
みなさんも「ポッキーの日」なんて言葉を聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
でも、水族館好きにとって、11月11日はポッキーの日ではないんです。
11月11日は…
チンアナゴの日なんです。
チンアナゴの日とは
11月11日は「チンアナゴの日」です。
その理由は、チンアナゴが数字の「1」に似ているから。
記念日として認定されるようになったきっかけは、すみだ水族館が2013年に申請したことです。
最近では11月11日になると、さまざまな水族館でチンアナゴがテーマのイベントを開催しています。
チンアナゴってどんな魚?
チンアナゴといえば、多くの水族館に「チンアナゴ水槽」が設置されるほどの人気者です。
ニョロニョロとした細長い姿は、誰もが一度は見たことがあると思います。
チンアナゴは、その名のとおり“アナゴ”の仲間です。
砂の中から体を少しだけ出して、海中をキョロキョロと観察しています。
チンアナゴの名前の由来は、狆(チン)という種類の犬に似ているからだそうです。
大きな口をパクパクと開けながら、エサのプランクトンを探しています。
そんなチンアナゴですが、かわいいと思う人もいれば「へんな生き物」と思う人もいるとかいないとか。
たまにケンカしちゃう
チンアナゴって、おとなしそうなイメージがありますよね。
しかし、たまに近くにいるチンアナゴ同士でケンカしちゃうそうです。
写真を見ると、ちょっとだけ目つきが怒っているように見えるかも。
近くにいたお隣さんに、狙っていた獲物を取られちゃったのかな?
ニシキアナゴも忘れないで…
突然ですが、みなさんはニシキアナゴって魚を知っていますか?
いつもチンアナゴの横にいるソックリさんのこと?
そうです。
ニシキアナゴは、チンアナゴ水槽にいる「チンアナゴじゃない方」のアナゴです。
ここからは、チンアナゴ人気の影響で「じゃない方芸人」のようになってしまったニシキアナゴを紹介します。
ニシキアナゴとチンアナゴの違い
特徴 | チンアナゴ | ニシキアナゴ |
---|---|---|
生息域 | 熱帯の海 | 熱帯の海 |
体色 | 白と黒の斑点模様 | オレンジと白の縞模様 |
見た目の特徴 | 細長い体と大きな目 | 細長い体と大きな目 |
チンアナゴもニシキアナゴも、熱帯の海に生息する小型のアナゴです。
ニョロニョロとした細長い体と大きな目は、チンアナゴと似ています。
しかし、ニシキアナゴの見た目は、オレンジと白の縞模様が特徴的です。
ここが「へん」だよニシキアナゴ
水族館で見るニシキアナゴって、小さくて可愛いイメージがあると思います。
たしかに、小さくて可愛いです。
チンアナゴと同様に人気もあります。
じゃあ、どこがへんなの?
実はニシキアナゴの体長って「約30cm」もあるんです。
普段は体のほとんどが砂に隠れているので、伝わりにくいかもしれません。
小学生の頃に使っていた「30cm定規」をイメージするとわかりやすいかな?
最近では砂地を透明の素材に変えて、あえて長さが伝わるように展示している水族館もあります。
写真ような水槽を見た人の第一声は「うわっ…」が圧倒的に多いです。
まるで理想と現実のギャップに驚いた瞬間のようなリアクションです。
ニシキアナゴがいるのは「チンアナゴ水槽」
ニシキアナゴは、たぶん主役になれない可哀想な魚なんです。
ニシキアナゴが展示される水槽は、ほとんどが「チンアナゴ水槽」と呼ばれています。
しかし、ほとんどのチンアナゴ水槽は、チンアナゴとニシキアナゴがセットです。
- 水槽は「チンアナゴ水槽」
- 流行は「チンアナゴブーム」
ニシキアナゴの「じゃない方」な感じが、どうしても強くなってしまいます。
ニシキアナゴもグッズ化されていて人気はあるんです。
しかし、チンアナゴとの関係性が「マリオとルイージ」みたいになっちゃいました。
もちろん、ニシキアナゴはルイージです。
永遠の2番手…。
水族館でチンアナゴとニシキアナゴを見てみよう!
チンアナゴ
- 11月11日は「チンアナゴの日」
- 細長い体をもつアナゴの仲間
- 名前の由来は狆(チン)という犬種
- たまにケンカしちゃう
ニシキアナゴ
- チンアナゴと同じアナゴの仲間
- オレンジと白の縞模様が特徴
- チンアナゴ人気に押され気味の「じゃない方」
- 体長が約30cmもある
11月11日は「チンアナゴの日」ですが、探してみるとほかの生き物にちなんだ記念日もたくさんあります。
チンアナゴは、全国各地の水族館に「特設水槽」が用意されるほどの人気者です。
もしかしたら、記念日があることを既に知っている人も多かったかもしれません。
今回の記事は、チンアナゴを紹介しようと思って記事を書き始めました。
しかし、写真の片隅で「あの…僕もいますよ…」と訴えかけるようなニシキアナゴがいたので、ちょっと可哀想な生き物として紹介してみました。
もちろん、ニシキアナゴも水族館の人気者です。
水族館に遊びに行く機会があったら、ぜひチンアナゴとニシキアナゴに注目してみてください!
ニシキアナゴを探すときの目印は「チンアナゴ水槽」ですよ(笑)
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