どんな生き物?

学名:Eudyptula minor
分類:ペンギン目ペンギン科コガタペンギン属
英名:Little Penguin
世界最小のペンギン「コガタペンギン」。
その名のとおり小型のペンギンで、フェアリーペンギンやリトルペンギンとも呼ばれています。

体の大きさをフンボルトペンギンと比較してみると、コガタペンギンのサイズがよくわかります。
しかし、こんなに小さくても立派な大人のペンギンです。
ヒナと見間違えるほど可愛い

コガタペンギンの第一印象は、小さくて「ヒナみたいに可愛いペンギン」でした。
というのも、初めて見たときに「フンボルトペンギンのヒナ」と本気で勘違いしました。

近くにいたお客さんも全員勘違いしてました。
体長が約40cmと小さいので、どうしても子どものペンギンに見えてしまいます。
群れでペタペタと歩く姿は、もはや「遠足で遊びに来た子どもたち」でした。
意外に目つきが悪い?


小さくて可愛らしいコガタペンギン。
表情のアップを撮影してみると…意外に目つきが怖いかも?
よく見ると「小さいからってなめんなよ!」って感じの目つきです。
遠目で見ていたときの可愛いイメージが若干薄れてしまいました。


でも、遠目で見ると小さくて可愛いです。
コガタペンギンを見るときは「遠くから!」を心がけるといいかもしれませんね(笑)
もっとも原始的なペンギン


コガタペンギンには、少しだけ前傾姿勢で歩く特徴があります。
他種のペンギンは前傾姿勢で歩かないため、コガタペンギンは「もっとも原始的な種」と考えられているそうです。


ケープペンギンの写真と比べてみると、たしかに背筋が伸びているような気もする。
コガタペンギンを見る機会があったら、歩くときの姿勢にも注目してみてください。
水族館でコガタペンギンを見てみよう!
少しだけコガタペンギンに興味が湧きましたか?
国内でコガタペンギンを見られる水族館は、葛西臨海水族園と長崎ペンギン水族館の2か所です。



「この水族館にもいたよ!」といった情報があれば、記事下のコメントにて教えてください!
最後に|じっくり観察してみよう


世界最小のコガタペンギンは、子どものように動き回る姿が可愛らしかったです。
しかし、表情をよく見ると、意外に目つきが怖い。
生き物をじっくりと観察してみると、想定外の発見や驚きがあって面白さを感じます。
水族館へ遊びに行く機会があったら、ぜひコガタペンギンを観察してみてください。
余談(SE向け)
システムエンジニアの人に向けた余談。
コガタペンギンのことをウィキペディアで調べていたら、ちょっと面白いことが書かれていました。
Linuxの開発者であるリーナス・トーバルズはオーストラリアでの休暇中にコガタペンギンに噛まれた。このことがLinuxの公式マスコットとしてペンギン『Tux』を選定するきっかけとなった。
コガタペンギン – Wikipedia
僕はエンジニアの頃にLinuxをいじる機会があったので、ペンギンのキャラクターがずっと気になっていたんです。
Linuxを知っている人に向けた「かなり狭い豆知識」でした。



「なんでペンギンなんだろう?」という長年の謎が解けました。
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