このブログ『ぎょぎょさんぽ』は、以下のコンセプトを掲げています。
- 水族館が好きになる
- 生き物に興味をもつ
- 自分にできることを見つける
「たくさんの人に水族館へ足を運んでほしい」
そんなことを考えたときに、気になることがありました。
みんなが水族館へ行く理由って何だろう?
どうすれば水族館へ行く人が増えるのか
僕は水族館が好きです。
癒されるし楽しめるし、とても魅力的な場所だと思い、あの手この手で水族館をおすすめしています。
水族館へ遊びに行くきっかけをつくるために、楽しみ方や魅力、たまに「へんなこと」も書いています。
でも、ふと疑問が残りました。
記事を読んでくれた人の心に響いているのだろうか?
そもそも、僕が楽しいと感じることを「誰もが共感してくれる」とは限りません。
なぜなら、水族館に行く理由は、人それぞれ異なるはずだからです。
日々の疲れを癒したいから?
デートを楽しみたいから?
楽しさや魅力を伝える前に、まずは「なぜ水族館へ行くのか」を知るべきだと感じました。
アンケート調査してみた|水族館に行く目的は?
水族館へ行ったことのある男女30名を対象に「水族館に行くおもな目的は?」とアンケート調査してみました。
アンケートから得られた回答を分類すると、以下の5パターンに分けられます。
- 子どものため
- 癒されたい
- デート
- 生き物が好きだから
- その他
「子どものため」が最多|全体の36.7%
アンケート調査で最多の回答は「子どものため(36.7%)」でした。
子どもを連れて遊びに行く「30~40代」の回答が多く集まりました。
正直、予想外の結果でした。
僕は基本的に「ひとりで行く」ことが多いので、家族で遊びに行くといった観点が薄れてました。
たしかに水族館では「親子連れ」をよく見かけます。
水族館なら子どもも大人も楽しめるので、親子で遊びに行く場所としてピッタリなのかもしれません。
- 子どもが動物が大好きなのでよく行きます(30代・男性)
- 子どもが喜ぶから連れて行きます(30代・女性)
- 子どもの喜ぶ顔が見たい、雨の日の遊び場です(30代・女性)
「癒されるから」が2位|全体の26.7%
続いて回答が多かったのは「癒されるから(26.7%)」でした。
年齢層が比較的若い「20~30代」から回答が多く集まりました。
僕自身が水族館へ行く理由も「癒し」が大半です。
個人的には「もっとも多くなるだろう」と予想していました。
回答者の年齢層が若いことから、学業や仕事の疲れを癒す手段として水族館を活用しているのかもしれません。
- 癒しを求めて行きます(20代・男性)
- 魚が好きで癒しを求めて、写真を撮りたいから(30代・女性)
- アザラシとペンギンが好きで、見ているだけで癒やされるので(20代・女性)
その他にはこんな意見も
- 夏に水槽の魚を見て、気分を涼しくしたい(20代・男性)
- 旅行先に水族館があればプランに組み込むくらい好きだから(30代・女性)
- 近所にあるから(30代・男性)
- 暇つぶし(20代・男性)
少数意見には、想定外の面白い内容もありました。
水族館は基本的に屋内で楽しめますし、涼しげな雰囲気も感じられます。
夏場のレジャースポットとして、最適な選択肢なのかもしれません。
また、水族館が近所にあり「フラッと立ち寄れる」といったうらやましい回答も。
近所に水族館があったら毎日でも通っちゃう。
アンケート結果は想像と違っていた
当初の想定では、アンケート結果は「癒されたい・生き物が好き」が占めると思っていました。
しかし、実際の回答は「子どものため」が最多でした。
僕は水族館の魅力を伝えるときに、
「癒されるよ!」
「生き物って可愛いよ!不思議だよ!」
といったテーマを「大人に向けて」発信しています。
アンケートの結果を見て、子どもが喜ぶテーマも重要なんだろうなと感じました。
新たな発見で参考になりました。
さらに調査|どれくらいの頻度で行く?
先述したアンケート回答者を対象に、さらに「水族館に行く頻度」も調査してみました。
結果としては「年1回」が約半数を占めました。
また、意外にも「月1回(年6回)」と頻繁に足を運ぶ人も多かったです。
「年1回」が最多|全体の46.7%
水族館へ行く頻度の調査結果は「年1回(46.7%)」が最多でした。
回答者の利用目的を見ると、どの項目にも1名以上が当てはまりました。
利用目的にかかわらず「年1回」が標準的ってことかな。
一部には「コロナ禍以前はもう少し足を運んでいた」との回答もあり、外出自粛の影響も少なからずあるようです。
年に「3回以上」行く人も少なくない
アンケート結果では「年3回」「年4回」「月1回(年6回)」と回答する人もいました。
全体の割合から見ると、少数意見とは言い切れません。
アンケートの母数が少ないからかもしれませんが…。
「年3回以上」と回答した人の利用目的を見ると「癒されたい」が半数を占めていました。
また、子どものために利用する人の割合は「10%」にとどまる結果でした。
親子連れはリピーターになりにくいのかな?
年に何回も訪問する(リピートする)かどうかは、利用目的を達成する手段として「水族館が適任かどうか」によると想定できます。
- 子どもを楽しませたい!
→ 水族館以外の選択肢もたくさんある(遊園地でも動物園でもOK) - 癒されたい!
→ 水族館以外の選択肢は限られている
子どもを楽しませる手段として、水族館に行くことはポピュラーな選択肢です。
しかし、遊園地や動物園など「その他の選択肢」も豊富なので、リピーターにはなりにくい傾向にあります。
一方で、癒しを求めて利用する人は、親子連れほど多くありません。
しかし、癒しを得るための手段が限定されるため、水族館へ何度も足を運ぶ傾向にあります。
あくまでも「想定」です。
水族館に行く目的からわかったこと
アンケート結果から、水族館に行く人を増やすための「2つのポイント」がわかりました。
- 「子どもを連れて行きたくなる情報」を発信する(水族館の利用目的より)
- 「癒しを体感したくなる情報」を発信する(水族館の利用頻度より)
今回のアンケートは「個人的に気になったこと」がきっかけで実施してみました。
しかし、想定していたよりも面白い結果が得られました。
- 利用目的を満たすこと
- リピーターを増やすこと
上記2つの観点からアプローチすることが、大きな成果を得るためには重要なのかもしれません。
ひとつだけ心残りがあるとすれば、アンケートの募集件数をもう少し増やせばよかったです。
回答が30件も集まらないだろうと思ってたから…。
またいつか、もう少しだけ件数を増やして調査してみます。
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