いきなりですが、最近「ビーチコーミング」にハマっています。
ビーチコーミングといっても、シーグラスを探しながら砂浜をウロウロと歩いているだけなのですが。

砂浜を歩くと波の音が聴こえるし、いい運動にもなるし、けっこう楽しいです。
しかし、事前に知っておけば…と思うような想定外の出来事もたくさんありました。
そこで今回は僕自身が砂浜を歩いてみた経験をもとに、初心者に向けて「砂浜の歩き方」を解説します。
砂浜を歩く前に知っておくべきこと


砂浜歩きは、気分転換や軽い運動にぴったりだと思います。
しかし、けっして快適・安全とは言えません。
僕自身も何回も歩きながら、知識や準備の改善を繰り返しています。
そこで個人的な経験をもとに、事前に知っておくべき2つの観点を解説します。
- あると便利な持ち物・服装
- 失敗しないための注意点
あると便利な持ち物・服装
砂浜を快適に歩くためには、持ち物と服装にこだわる必要があります。
- 動きやすい服装(長袖がおすすめ)
- 長靴またはブーツ(サンダルは非推奨)
- 帽子(紐付きがおすすめ)
- 軍手
- ポケットティッシュ
- ビニール袋
- 飲み物


まずは動きやすく、汚れても気にならない服装を用意しましょう。
砂浜には日差しや風を遮るものがないため、帽子や長袖の羽織で紫外線対策をするのも効果的です。
また、砂の上を歩くため、長靴やブーツのように砂が入り込みにくい靴を選びましょう。



スニーカーで砂浜を歩いたら、靴に入り込んだ砂が1週間経っても出続けました。


砂浜といえばサンダルのイメージもありますが、個人的にはおすすめできません。
砂浜には貝殻やガラス片なども落ちているので、サンダルに入り込むと足を怪我する可能性があります。
また、夏場は砂が高温になる可能性もあるため、歩きづらさを感じるかもしれません。
サンダルを履く場合は、海水浴場のようにある程度整備された場所を選びましょう。


砂浜を歩くときの持ち物としては、ポケットティッシュとビニール袋があると便利です。
ポケットティッシュがあると、手を拭くだけでなく、擦り傷・切り傷の簡易的な手当てにも役立ちます。



砂浜は風が強いので、僕は長時間いると鼻水が出ます…。
ビニール袋を2枚ほど持っていけば、ゴミ袋として活用できます。
砂浜には小さなゴミもたくさん落ちているので、ついでに拾って帰ると環境にやさしいです。



もちろん、ゴミを無理に持ち帰る必要はありません。
砂浜に落ちている貝殻やシーグラスを拾うときにも、ビニール袋があると便利です。


また、夏場の暑い時期に歩く場合は、水筒やペットボトル飲料を持参しましょう。
日差しを遮るものがないため、想像以上に暑さやのどの渇きを感じます。
日陰で休める場所もそれほど多くないので、こまめに水分を摂る心がけが大切です。
失敗しないための注意点
砂浜を歩くときには、心がけておきたい注意点があります。
- 悪天候時に歩かない
- 波打ち際に近寄らない
- 漂流物をむやみにさわらない
- ゴミを増やさない


まず、安全に楽しむためにも、天候の確認は必須です。
雨天や強風時はもちろんですが、熱中症のリスクが高まる季節にも注意しましょう。



天候が急変することもあるため、雨雲や高波の兆候が見られたら速やかに安全な場所へ移動しましょう。


海には沖へ向かう強い流れ(離岸流)が発生する場所もあります。
波打ち際で不意に強い波にさらわれないよう、安全に歩けるエリアを選ぶ意識も大切です。
また、砂浜に落ちている漂流物には、ふれないほうがよい危険なものもあります。
とくに以下のものを見つけたら、むやみにふれないように注意すべきです。
- 割れたガラス片
- 釣り糸・釣り針
- クラゲ
割れたガラス片や釣り糸・釣り針にふれると、思わぬケガにつながる可能性があります。
とくに消毒されていない人工物にふれるときは、念のため軍手や手袋を着用するのがおすすめです。
また、砂浜にはガラスと見間違えるほどに透明度の高いクラゲが漂流していることも多々あります。
「きれいなガラスだ!」と勘違いしてさわってしまうと、神経毒で大きなけがにつながることも。



枝や石でつついて、クラゲかどうかを判断すると安全ですよ。


最後に、環境保護の観点から、ゴミを捨てないこと・持ち帰ることを心がけてください。
また、砂浜に生息する動植物をむやみに採取したり、傷つけたりしない意識も大切です。



自然への敬意をもった行動を意識すると、持続可能な楽しみ方につながります。
砂浜の楽しみ方「ビーチコーミング」


砂浜に打ち上げられた漂着物を観察したり拾ったりする「ビーチコーミング」と呼ばれる楽しみ方があります。
僕自身も2024年から参加しているビーチクリーン活動をきっかけに、ビーチコーミングの存在を知りました。
いまでは月に2~3回ほど、砂浜を散歩するついでに漂流物を観察して楽しんでいます。
ここからは、ビーチコーミングで個人的に見つけたものや楽しみ方のコツを紹介してみます。
砂浜で見つかるもの
砂浜には想像以上にさまざまなものが落ちています。
- 貝殻
- 石・流木
- シーグラス
- 生き物の骨格
- クラゲ
ビーチコーミングでよく見つかるのは、色とりどりの貝殻です。
艶やかな貝や大きな巻貝など、形や模様を観察するだけでも楽しめます。


形や模様を観察するなら、石に注目するのも面白いです。
赤や青のカラフルな石はもちろん、マーブル模様のユニークな石も見つかります。



実際に散策してみると、石コレクターの気持ちが何となく理解できる気がします(笑)




砂浜に打ち上げられた石には、波によって角が削られたガラス片「シーグラス」も紛れています。
僕自身がビーチコーミングを始めたきっかけは、シーグラスを集めてみようと思ったからです。
ほど良い透明感で宝石のような美しさがあり、赤や青のシーグラスが見つかったときはテンションが上がります。


その他にも、波に打ち上げられた魚やカニが見つかることも。
クラゲが漂流していることもあるので、うっかりとさわらないように注意しましょう。



クラゲを石でつつくと、ゼリーのようにブヨブヨとしていますよ。
シーグラスを見つけるコツ


砂浜を歩いていると、まれにシーグラスが見つかります。
とはいえ、かなり広い砂浜で小さなガラスの欠片を探すわけですから、見つけるのはけっこう大変です。



そもそも、運よく落ちているかどうかもわからないので、1個でも見つかればラッキーって感じでした。
しかし、何度か足を運ぶにつれて、少しずつコツがわかってきました。
いまでは、だいたい2~5個くらい安定して見つけられます。
- 石が密集している場所を探す
- 潮が引いていく時間帯に探す
- 天気が良い日に探す


シーグラスは、石が密集する場所でよく見つかります。
一般的には、砂浜よりも小石や砂利が多い海岸のほうが見つかりやすいそうです。
個人的な経験則としては、波打ち際のほうが小さなシーグラスが見つかりやすい気がします。



小さくて軽いシーグラスは、波に流されやすいのかな?


干潮時のほうが広範囲を探せるので、できるだけ潮が引いていく時間帯を狙うのがおすすめです。
あとは、立ち止まってじっくりと探すだけ。
石がある場所をすべて歩きつくすくらい気持ちで探すと、ようやく2~5個のシーグラスが見つかります。



天気が良い日であれば、太陽の光に反射して少しだけ見つけやすくなります。
見つけた直後のシーグラスには砂がついています。
砂がついたまま持ち帰ると、後処理がちょっとめんどくさいです。
だから、拾った直後に砂を取り除くのがおすすめです。
とはいえ、水に濡れた状態では、なかなか砂が取れません。
シーグラスは意外に早く自然乾燥するので、持ち歩きながら砂を取ると効率的です。
しっかりと準備して砂浜を歩いてみよう!


砂浜ってなにもないように見えて、意外に色々なものが落ちています。
足元を見ながら、のんびりと歩いてみるだけでも楽しいです。
とはいえ、慣れない場所を歩くときには、事前の準備と心がけが欠かせません。
- 動きやすい服装(長袖がおすすめ)
- 長靴またはブーツ(サンダルは非推奨)
- 帽子(紐付きがおすすめ)
- 軍手
- ポケットティッシュ
- ビニール袋
- 飲み物
- 悪天候時に歩かない
- 波打ち際に近寄らない
- 漂流物をむやみにさわらない
- ゴミを増やさない
まずは歩きやすい服装と用意しておきたい持ち物を準備しましょう。
そして、自然環境で快適に過ごすためには、天候の考慮とマナーを守る意識が大切です。
砂浜歩きに慣れてきたら、きれいな貝殻やシーグラスを探してみてください。
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