竹島水族館では「ちょっと不思議でクセがすごい生き物たち」に出会えました。
クセがすごい生き物たち、
クセがすごい水槽レイアウト、
クセがすごい飼育員さん…?
大クセ水族館だな!
今回は「これから竹島水族館へ行ってみようかな?」と検討している人に向けて、事前に知っておきたい情報を紹介します。
taku
- 全国の水族館をめぐっている(現在48館)
- 開館から閉館までずっといるタイプ
- 5日間で関東の水族館を8か所ハシゴした
竹島水族館を最高に楽しむコツは、事前知識を持って行くことです。
この記事を参考にしながら、竹島水族館の事前知識を「持ち物リスト」へ忘れずに追加しましょう!
・新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介したイベントが中止している場合もあります。
・紹介する写真は、2020年に撮影したものです。現在の展示とは異なる場合があります。
・遊びに行く前に、水族館の公式HPやSNSで最新情報をご確認ください。
竹島水族館ってどんな場所?
愛知県蒲郡市にある竹島水族館は、日本で4番目に小さい水族館です。
ユニークな水槽展示や人気のアシカショーなど、小規模ながらもたっぷり楽しめる魅力が詰まっています。
じっくり見て回ると、いつの間にか時間が過ぎてました。
館内の見どころを写真で紹介
竹島水族館の見どころを、撮影した写真で紹介します。
注目したいポイント別に紹介するので「こんな感じなんだな~」と、ゆる~く雰囲気だけでもお伝えできればと思います。
それでは、ごゆっくりご覧ください!
日本一「解説が読まれている」水族館
見た目は古く、規模が小さい。そんな竹島水族館ですが、不思議な人気を誇っています。
その理由の1つが、飼育員さんの「手作り解説ポップ」です。
ゆるいイラストと個性的な解説文がSNSで話題となっています。
水槽より熱心に見てしまうお客さんもいるとかいないとか。
とくに履歴書のようなデザインがユニークな「魚歴書」は、本が出版されるくらい人気です。
それぞれの魚たちの特徴をとらえ、個性的なキャラクターを楽しく紹介しています。
魚歴書を読むと、なぜか親近感が湧いてしまうので不思議です。
人となりを知るほどに相手への興味が増していくように、 気がつくと他人(他魚?)とは思えない存在になっているかもしれませんね。
泳いでいるピラニアを見たら「本当はビビリだから驚かさないようにしよう」って思うかもしれません。
泳いでいるダトニオを見たら「おまえ、他の魚のエサを食べてないよな?」って言ってしまうかもしれません。
そんな手作り解説ポップから、竹島水族館は「日本一解説が読まれている水族館」と呼ばれています。
生き残りをかけたユニークな水槽たち
竹島水族館の水槽は、魚の習性を活かしたユニークな方法で展示されています。
「カサゴマンション水槽」は、狭い場所を好むカサゴの習性を活かした水槽です。
個室を与えられたカサゴたちは、ゆったりとした表情でくつろいでいるように見えました。
「ウツボ軍団水槽」には、狭い場所が好きなウツボたちが集まっていました。
水槽のウツボを見るお客さんの第一声は、ほとんどが「うわぁ…」です。でも、なぜかじっくりと見入ってしまう不思議な水槽です。
10種類くらいのウツボがいたので、見比べてみると楽しいですよ。
竹島水族館のさまざまな水槽たちは、しれつなレギュラー争いを繰り広げているそうです。
お客さんの反応がイマイチな水槽は、バックヤードへ降格して展示方法が改善されます。一方で反応の良い水槽は、小さな水槽から大きな水槽へ昇格です。
展示する魚たちの魅力を最大限に引き出すため、飼育員さんが日々頑張っているんですね。
日本一の展示種数を誇る深海生物
ここ数年、ダイオウグソクムシやメンダコなどを筆頭に「深海ブーム」が巻き起こっています。
深海の世界は、ロマンあふれる未知の生物が盛りだくさんです。
深海生物は飼育が難しく、展示している水族館も多くはありません。竹島水族館は、そんな深海生物の展示種数が日本一だそうですよ。
深海の生き物たちは、めったに見られないめずらしさも魅力です。
深海という特殊な環境に生息していることから、不思議な姿や動きを見せてくれるので見飽きません。
そんな彼らを「へんな生き物」として見てみるのも楽しいですよ。
タイミングよく「アカグツ」のエサやりを観察できました。
アカグツはボーっとした性格なのか、頭にのったエサ(イカゲソ)に気づかない。
見かねた飼育員さんがピンセットで誘ってあげると、一転して素早い動きで食べちゃいました。
あまりの速さにビックリして、写真がブレちゃった。
館内の人気No.1「さわりんぷーる」
竹島水族館の魅力は、めずらしい深海生物を見ることだけではありません。「さわりんぷーる」では、そんな深海生物と実際にふれあえます。
ふれあう機会の少ない生き物にタッチできることは、他の水族館とはひと味違った魅力です。
夏季:身近な海(三河湾)の生き物
冬季:深海の生き物
生き物とふれあえるプールといえば、ヒトデやナマコのような「浅瀬の生き物」が定番です。
しかし、竹島水族館は「深海生物オンリー」といった攻めの姿勢を感じました。
タカアシガニがデカすぎて、ちょっとビビった(笑)
大きなタカアシガニだけでなく、最近話題を集めているオオグソクムシもタッチできます。
オオグソクムシのタッチは、めずらしさからか一番人気らしいですよ。
深海生物は色んな意味でインパクトがあります。「勇気のある人」は、ぜひタッチに挑戦してみてください!
僕は虫がめちゃくちゃ苦手なので、オオグソクムシだけはさわる勇気が出ませんでした…
初めて見る生き物ばかり?たけすいの小窓
さわりんぷーるの裏側には「たけすいの小窓」と呼ばれる20個の小さな水槽があります。
他の水族館では見慣れない生き物たちが展示されていました。
竹島水族館ならではの「へんな生き物」のオンパレードでした!
それぞれの水槽には、生き物の詳しい解説も書かれています。
小さな展示エリアですが、じっくり見ているといつの間にか時間が過ぎていました。
ベニオオウミグモは「かなりでっかくなる」らしい…
ファンはたまらない?個性豊かな淡水魚
竹島水族館には、個性豊かな淡水魚が飼育されています。
- 特徴的な見た目
- 独特すぎる名前
淡水魚は一見地味なイメージもありますが、見た目や名前の個性が強くて面白いですよ。
竹島水族館の淡水魚は、迫力のある大型魚も魅力的です。
ゆったりと優雅に泳ぐ姿は、堂々とした風格を感じさせます。
愛知県民には「名古屋城にいたやつ」でおなじみのアリゲーターガー。
めずらしい真っ白の個体(アルビノ種)も泳いでいました。
白い生き物って、なんとなく「ご利益がありそう」って思ってしまう。
地元の海で泳ぐ魚たちも豊富
竹島水族館の水槽展示には、地元の海で泳ぐ魚たちも豊富です。
- 三河湾
- 遠州灘沿岸
地元漁師さんの協力や飼育員さんの自家採集で、個性豊かな生き物たちが充実しています。
身近な海に「こんな魚もいるんだ!」って、ちょっとした発見もあって楽しいですよ。
ついつい「美味しそうだな」って考えちゃう魚もたくさんいました。
インスタ映え?なサンゴ礁の魚たち
竹島水族館といえば「へんな生き物」のイメージですが、実はインスタ映えしそうなサンゴ礁の生き物も豊富です。
青く落ち着いた雰囲気の水槽は、のんびり眺めているだけで癒されます。
サンゴ礁の海には、チョウチョウウオやクマノミのような小さくてカラフルな熱帯魚も泳いでいます。
モンガラカワハギのように、派手な見た目が特徴的な魚もいて見飽きません。
クセの強い竹島水族館で、サンゴ礁の魚たちを眺めていると思い出します。
そういえば水族館って「癒し」がある場所だったなぁ。
クセの強さNo.1!?なアシカショー
竹島水族館の見どころは、ユニークな水槽展示や深海の生き物だけではありません。
毎日開催しているアシカショーでは、器用でダイナミックなパフォーマンスを披露してくれます。
ショースタジアムは「ちょっと狭い」ですが、その分だけアシカのパフォーマンスを間近で体感できますよ!
アシカショーの主役は、オタリアの「ラブちゃん」。輪っかやボールを使った芸や迫力あるジャンプなど、芸達者な人気者です。
館内に貼ってあったアシカショーを宣伝するポスターには、自身をアピールする一言。
「誠実さには欠けます!!」
いや、欠けるんかいっ!
暑い日は言うことを聞かないこともあるそうで、飼育員さんが振り回されることも…
でも、暑くない日はしっかりと迫力満点のショーを披露してくれますよ!
- ちょっと気まぐれな性格
- 一日署長に就任したことがある(2022年1月)
- 飼育員さんが好きすぎて壁ドンしたことがある
ゆるすぎ注意!?なカピバラショー
竹島水族館には、水族館や動物園の人気者「カピバラ」もいます。
あいかわらずのカピバラらしさで、ほとんど寝てました。
寝相が「休日のおじさん」に見えた。
そんなカピバラたちは、いつも寝ているばかりではありません。
ちょっとゆるいけどクセになる「カピバラショー」では、ゆる~いパフォーマンスを披露してくれます。
とはいえ、カピバラらしく終始マイペースなパフォーマンスでした。
カピバラの上下関係は「エサ > 飼育員さん」なことがよくわかりました。
しかし、飼育員さんも負けていません。カピバラに振り回される飼育員さんも、トーク力でなんとか乗り切っていました。
おかげで飼育員さんのトーク力ばかり伸びていくとかいかないとか…
クセの強さは飼育員さんも!?「へんないきもの大王」
2019年の夏、なかなか明けない梅雨の中、熱い戦いが繰り広げられていました。
その名も「へんないきもの大王タイトルマッチ(いきものAZ presents)」。
竹島水族館には、へんないきもの大王タイトルマッチの初代王者がいます。
水族館に入ってすぐの所にチャンピオンベルトが展示されてましたよ!
全国の水族館や動物園から「へんないきもの」を選び抜く大会。
全国の水族館や動物園から選び抜かれた「へんないきもの」たちがしのぎを削る戦い。
全国各地から選び抜かれた「へんないきもの」たちに勝利してチャンピオンとなったのは、まさかの「ヒト科の飼育員」?
竹島水族館の飼育員「三田さん(通称:さんちゃん)」は、唯一「ヒト」としてエントリーし、みごとに優勝しました。
へんないきもの大王タイトルマッチの公式サイトでは「竹島水族館で飼育されている個体」として紹介されていました。
…あれ?竹島水族館で飼育されている飼育員ってことかな?
このへんないきもの大王は「食べて大丈夫なの!?」と言わずにはいられない数々の珍生物を喰らい尽くしています。
そのため「深海を喰らい尽くす男 無差別グルメ飼育員」と呼ばれているとかいないとか。
まさにへんないきもの大王だ。
竹島水族館のお土産やお食事
ここからは竹島水族館にある「グッズショップや飲食店」の情報を紹介します。
竹島水族館オリジナルのグッズやお食事メニューもあるので、ぜひチェックしてみてください。
グッズショップ
竹島水族館のグッズショップ(売店)には、個性的なお土産が売られていました。
- 超グソクムシ煎餅
- 超ウツボサブレ
- カピバラの落し物
お土産のパッケージからしてクセが強いです。
とくに「超グソクムシ煎餅」は、オオグソクムシの粉末がせんべいにまぶされています。
安心してください。味は美味しくて、すぐに売り切れてしまう人気商品です。
僕はオオグソクムシにさわれず、見るだけで精一杯だったので、隣に並んでいた「カピバラの落し物」を買って帰りました。
飲食店
竹島水族館の館内に、飲食店はありません。
周辺エリアにはレストランや食事処、喫茶店があるので、そちらを利用しましょう。
竹島水族館の隣には、ランチメニューのあるカフェもありますよ!
竹島水族館の基本情報
竹島水族館は、さまざまな見どころがあります。ちょっとだけ「行ってみたいな…」って気持ちになりましたか?
ここからは竹島水族館に行くときのために、知っておくと便利な情報を紹介します。
入館料金
チケット料金
- 高校生以上:500円
- 小中学生 :200円
年間パスポート
- 高校生以上:1,250円
- 小中学生 :500円
駐車場
竹島水族館に隣接する竹島園地の駐車場は、下記に限り有料となります。
- 土日祝
- GW期間
竹島水族館の駐車場は、土日祝日や大型連休に混雑します。できるだけ早めに到着することを心がけましょう。
駐車券をチケット窓口で提示すると、入館料金に割引が適用されます。
- 高校生以上:500円 → 450円
- 小中学生 :200円 → 180円
最寄駅からのアクセス
- 「蒲郡」駅下車
(JR東海道本線または名鉄蒲郡線) - 蒲郡駅南口より徒歩約15分
※バスの場合は約5分(「竹島遊園」で下車)
その他サービス|気になる質問まとめ
竹島水族館の各種サービスについて「よくある質問」をまとめました。
ちょっとした情報ですが、事前に知っておくと役に立ちますよ!
- 館内の所要時間はどれくらい?
-
館内を1周するなら、所要時間は「45分~1時間」が目安です。
パフォーマンスショーを楽しむ場合は「+30分」程度を想定しましょう。 - 混雑する時期はいつ?
-
竹島水族館は「土日祝日・大型連休期間」に混雑します。
混雑を避けたい場合は、混み合う時間帯(11時~15時)を避けましょう。 - 再入館できますか?
-
チケット購入当日のみ再入館が可能です。
- コインロッカーはありますか?
-
コインロッカーは館内にありません。
- ベビーカーや車椅子をレンタルできますか?
-
ベビーカー:レンタル可能(無料)
車椅子:レンタル可能(無料)
周辺施設|ふらっと寄り道してみた
竹島水族館の周辺には、ふらっと寄り道できるスポットもあります。
少し時間があったので、寄り道してきた場所を紹介します。
竹島(八百富神社)
竹島水族館から徒歩圏内で遊びに行ける場所なので、予定を立てる際は参考にしてみてください。
竹島(八百富神社)
竹島水族館の近くにある「竹島」は、国の天然記念物に指定された小島です。
竹島の中央には「日本七弁天」にあげられる「八百富神社(竹島弁天)」があります。
竹島で参拝できる神社は、下記の5か所です。
- 宇賀神社
- 大黒神社
- 千歳神社
- 八百富神社
- 八大龍神社
個人的な趣味で集めている御朱印もいただいてきました。
御朱印は「八百富神社」の授与所(社務所)でいただけます。
参道は階段の上り下りがけっこう疲れるので、体力に自信がなければ「八百富神社」のみ参拝することをおすすめします。
9月頃でも、けっこう汗かいちゃいました。
竹島水族館へ遊びに行こう
竹島水族館は、定番の水族館とは違った「クセの強さ」が魅力です。
もはや「竹島水族館」というジャンルの水族館なのかもしれません。
館内のさまざまなところに、飼育員さんの工夫や生き物への愛情が感じられ、また来たくなるような水族館でした。
- 魚歴書に目を奪われ…
- 恐る恐る深海生物をさわり…
- ゆるいショーに癒され…
- 飼育員さんの個性に驚き…
- メインの「水槽」をしっかり見ていなかったことに気づき…
当初は30分もあれば1周できると思っていたはずが、気がつくと半日以上かけて2周していました。
見どころを知ると、竹島水族館へ遊びに行くのがもっと楽しくなります。
この記事が、竹島水族館へ遊びに行くきっかけになると嬉しいです。
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