メディア運営者「taku」が訪問した水族館を語るだけのコンテンツ。
今回は『神戸須磨シーワールド』について、個人的に気になったポイントや見どころを紹介します。

taku
- 全国の水族館をめぐっている(現在31館)
- 開館から閉館までずっといるタイプ
- 5日間で関東の水族館を8か所ハシゴした
神戸須磨シーワールドを最高に楽しむコツは、事前知識を知っておくことです。
この記事を参考にしながら、神戸須磨シーワールドの事前知識を「持ち物リスト」へ忘れずに追加しましょう!
・記事内で紹介した展示やイベントは変更されている場合もあります。
・遊びに行く前に水族館の公式HPやSNSで最新情報をご確認ください。
ORCA STADIUM
シャチのショーパフォーマンスが楽しめる「ORCA STADIUM(オルカスタディアム)」。
体の大きなシャチがジャンプする姿は迫力満点です。

頭上のボールをけり上げるジャンプ(バックフリップ)が見事でした。
体の大きなシャチがジャンプすると、とてつもない量の水しぶきが上がります。
水しぶきが観客席の前方8列目あたりまで飛んでくるので、1~3列目に座るお客さんはずぶ濡れです。



僕も勇気を出して8列目に座った結果、ひざ下くらいまで濡れました。
あと、シャチが尾ヒレで観客席に水しぶきを飛ばすパフォーマンスもあります。
水を飛ばすときの爆発音と観客席にかかる水量は、もはや水しぶきと呼べるものではありませんでした(良い意味で)。



僕は2月に遊びに行ったんですが、信じられないくらいの水量を浴びせていました(笑)
シャチのパフォーマンスを見ると、ジャンプの迫力だけでなく「賢さ」も感じられます。
トレーナーさんの合図を理解し、息の合ったコンビネーションを見せる姿が印象的です。



シャチに乗ったり一緒に泳いだりするトレーナーさんのパフォーマンスもスゴイ!
ショーパフォーマンスが始まる前の時間帯。シャチが観客席の目の前まで近づいてくれました。
お客さんの様子が気になるのか、構えたカメラに目線を送ってくれることも。
至近距離でシャチを撮影するチャンスはなかなかないので、ショーパフォーマンス前にも注目しましょう!
オルカホール・オルカラボ
ORCA STADIUMには、シャチの生態や生息域について学べる2つのエリアがあります。
- オルカホール
- 大型ディスプレイで知床の映像を閲覧できるスペース
- オルカラボ
- 骨格標本や生態データを学べる展示スペース
シャチは生息域によって、外見の特徴や捕食対象となる生き物が異なります。
また、骨格標本を見ると、イルカと比べて胸ビレが大きいことに気がつきました。
…なんてことも、展示を通じて学んだり体感したりできるエリアです。
DOLPHIN STADIUM
バンドウイルカのショーパフォーマンスが楽しめる「DOLPHIN STADIUM(ドルフィンスタディアム)」。
ジャンプの高さや泳ぎのスピードは、バンドウイルカならではのパワフルさが感じられます。
ショースタジアムのプールは、屋内エリア(ドルフィンホール)からも観覧できます。
ショーパフォーマンスとは違った雰囲気で、イルカたちがゆったりと泳ぐ姿を楽しめます。



天気がいい日は、水面から差し込む光が綺麗ですよ!
AQUALIVE


「水の一生」がコンセプトのAQUALIVE(アクアライブ)エリア。
地元にある瀬戸内海を再現した水槽展示や、外洋を泳ぐさまざまな生き物たちを観察できます。
ローカルライフ
ローカルライフのスタートは、六甲水系の河川を再現した淡水魚エリア。
アマゴやオイカワなど、日本の淡水域に生息する魚たちが展示されるエリアです。
上流から下流にかけて、生息する生き物の分布が変化していく様子も学べます。
ローカルライフエリアで個人的に気になったのは「藻場」の展示です。
藻場は海の生き物が産卵したり稚魚の隠れ家になったりと、生態系の維持に重要な役割を担っています。
水草が生えているだけの地味な展示に見えますが、海の環境になくてはならない存在です。
クラゲライフ
常時7種類のクラゲを展示している「クラゲライフ」エリア。
ミズクラゲやアカクラゲだけでなく、アマクサクラゲのように普段は見慣れないクラゲも展示されていました。
トロピカルライフ
サンゴ礁の海が広がる「トロピカルライフ」エリア。
シュノーケルをつけて潜りたくなるような、南国リゾートの雰囲気が漂うエリアです。



エリア内には本物のヤシの木が植えられていますよ。
外洋水槽
天井まで広がる大きさで海中の没入感を体感できる外洋水槽。
シロワニをはじめとする大型の魚や群れを成して泳ぐ小魚など、多種多様な生き物を観察できる水槽展示です。



海の中にいるような雰囲気を体感できるので個人的に一番好きなエリアです。
外洋水槽では、フィーディングタイム(エサやり)の様子を楽しめます。
エサに向かって一斉に泳ぎ回る魚たちから一瞬たりとも目が離せません。
また、シロワニがエサに食らいつく瞬間は要チェックです。



「バンッ!」という音が聴こえるほど迫力がありますよ。
コーラルメッセージ


生きたサンゴを展示する水槽「コーラルメッセージ」。
年々数を減らしているサンゴ礁の保全活動について、水槽展示を通じて解説しています。
岩のように見えるサンゴ礁ですが、れっきとした「生き物(刺胞動物)」です。
二酸化炭素を吸収して酸素を放出する働きがあり、海の生態系や地球温暖化に大きく影響する役割もあります。
ロッキーライフ
「ロッキーライフ」エリアには、以下の生き物たちが暮らしています。
- 海獣類(アザラシ・アシカ)
- ウミガメ
- マゼランペンギン
海獣類(アザラシ・アシカ)
海獣類のゾーンには、ゴマフアザラシとカリフォルニアアシカの2種が暮らしています。
フロア内にはベンチが設置されているので、泳いでいるアシカやアザラシをゆったりと観察できます。



AQUALIVEの館内はけっこう広いので、少し疲れたらロッキーライフで休憩するのもおすすめです。
ロッキーライフでは、アシカとアザラシのフィーディングタイム(エサやり)を実施しています。
エサやりの様子や飼育員さんの解説を楽しめるだけでなく、健康管理も兼ねたパフォーマンスも披露してくれました。
アシカのダイビングを見ると、運動神経のよさが伝わってきます。



アザラシは運動が苦手そうでした(笑)
ウミガメ
光が差し込むプールを泳ぐ5種類のウミガメたち。
小さな子どものウミガメも泳いでいました。
光の差し込み方がとても綺麗なので、天気がいい日はぜひ注目してほしいエリアです。
マゼランペンギン
陸上とプールの広いエリアに暮らすのは、数十羽のマゼランペンギンたち。
陸上ではペタペタと歩きながらのんびりと、水中ではスイスイと泳ぎまわる2面性が見られます。
群れで一緒に行動するかと思いきや、気まぐれで単独行動する子もいて個性的です。


ペンギンゾーンでもフィーディングタイム(エサやり)が見られます。
エサが欲しくて飼育員さんを追いかける子もいれば、他人事のようにボーっと眺めている子も。
飼育員さんがペンギンたちの性格も解説してくれたので、ぜひエサやりの様子を楽しんでみてください。
タッチングプール
エイやサメとふれあって楽しめるタッチングプール。
エイもサメも大人しい種なので、安心してさわってみてください。
サメの肌触りは「サメ肌」のイメージがあると思いますが、エイの肌触りをイメージできますか?



実際に触ってみると、意外にぷにぷにとした感触がありました。
スマコレクション
AQUALIVEの1階フロアには、無料公開されたエリア「スマコレクション」があります。
須磨海浜水族園の歴史を振り返る解説や、なつかしさを感じる生き物たちが展示されています。
僕自身も須磨海浜水族園へ遊びに行ったことがあったため、記憶を振り返りながら楽しめました。



須磨海浜水族園で初めて出会った「ヘラチョウザメ」が久しぶりに見られて嬉しかった。
神戸須磨シーワールドのお土産やお食事
ここからは神戸須磨シーワールドにある「グッズショップや飲食店」の情報を紹介します。
神戸須磨シーワールドのオリジナルグッズや食事メニューもあるので、ぜひチェックしてみてください。
グッズショップ


神戸須磨シーワールドには、2か所ののグッズショップ(売店)があります。
- ブルーフラッグ(オルカスタディアム1F)
- ワーフ(ドルフィンスタディアム1F)
神戸須磨シーワールドでしか買えないグッズもたくさんあるので、見逃さないようにチェックしておきましょう!
飲食店


神戸須磨シーワールドには、レストランやフードコートなど4か所の飲食店があります。
- ブルーオーシャン(オルカスタディアム1F)
- ポートダイナー(オルカスタディアム2F)
- ワーフ(ドルフィンスタディアム1F)
- せとうちハーバーレストラン(神戸須磨シーワールドホテル)
オルカスタディアムの「ブルーオーシャン」では、シャチを見ながらブッフェ形式の食事を楽しめます。
また、ドルフィンスタディアムの「ワーフ」は、地産地消のメニューを味わえる個人的におすすめのフードコートです。
神戸須磨シーワールドの基本情報
神戸須磨シーワールドは、さまざまな見どころがあります。
ちょっとだけ「行ってみたいな…」って気持ちになりましたか?
ここからは神戸須磨シーワールドへ行くときのために、知っておくと便利な情報を紹介します。
入館料金
料金表 | お盆休み期間 | 夏休み期間 | 通常期間 | 12月~3月 |
---|---|---|---|---|
高校生以上 | 3,700円 | 3,300円 | 3,100円 | 2,900円 |
4歳以上 | 1,800円 | 1,800円 | 1,800円 | 1,700円 |
65歳以上 | 3,100円 | 2,700円 | 2,500円 | 2,300円 |
駐車場
神戸須磨シーワールドには、有料の駐車場が隣接しています。
乗用車
- 平日(7~8月以外)
- 400円 / 最初の1時間
- 200円 / 60分(1時間以降)
※当日最大料金:700円
- 土日祝・7~8月の平日
- 500円 / 最初の1時間
- 500円 / 60分(1時間以降)
※当日最大料金:なし
神戸須磨シーワールドの駐車場は、土日祝日や大型連休に混雑します。
できるだけ早めに到着することを心がけましょう。
最寄駅からのアクセス
- JR「須磨海浜公園」駅下車
- 須磨海浜公園駅より徒歩約5分
その他サービス|気になる質問まとめ
神戸須磨シーワールドの各種サービスについて「よくある質問」をまとめました。
ちょっとした情報ですが、事前に知っておくと役に立ちますよ!
- 園内の所要時間はどれくらい?
-
園内を1周するなら、所要時間は「1~2時間」が目安です。
エサやりのイベントを楽しむ場合は「+1時間半」程度を想定しましょう。 - 混雑する時期はいつ?
-
神戸須磨シーワールドは「土日祝日・大型連休期間」に混雑します。
混雑を避けたい場合は、混み合う時間帯(11時~15時)を避けましょう。 - 再入館できますか?
-
再入館はできません。
- コインロッカーはありますか?
-
メインエントランス横にコインロッカー(有料)があります。
- ベビーカーや車椅子をレンタルできますか?
-
ベビーカー:レンタル可能(300円/1日)
車椅子:レンタル可能(無料)
神戸須磨シーワールドへ遊びに行こう
神戸須磨シーワールドの見どころは、シャチとイルカのショーパフォーマンスです。
とくにシャチのパフォーマンスは、何回見ても迫力に驚き、水しぶきに悲鳴をあげてしまいます。



「関西でもシャチが見られる」と思うと感慨深いです。
また、淡水魚や海水魚の展示も想像以上に充実していました。
須磨海浜水族園の歴史を振り返る展示もあり、なつかしさを感じられる良い水族館だと思います。
見どころを知ると、神戸須磨シーワールドへ遊びに行くのがもっと楽しくなります。
この記事が、神戸須磨シーワールドへ遊びに行くきっかけになると嬉しいです。


コメント