
「水族館で働いてみたい!」なんて夢を抱いたことってありませんか?
僕はあります。水族館の飼育員さんがペンギンを世話している姿を見て「いいな~」なんて思ってました。
当時勤めていた会社(システムエンジニア)を「辞めちゃおうかな」って考えたほどです。
でも、色々と考えた結果、すぐに諦めました。
今回は、そんな話です。
目次
仕事を辞めようとした

4年前に仕事を辞めようとしました。理由は、いつも機嫌の悪い上司にイラっとしたから。
結局辞めなかったんだけど、退職願を出すところまでいきました。
仕事を辞めるときって「辞めた後どうしようかな?」って考えますよね。
辞めた後、何をしようか

仕事を辞めようと思って、転職先を探しました。
とりあえず転職サイトに登録して、求人情報を見て…
あぁ…やりたい仕事ないな。
(正直、働きたくないな)
そもそも「仕事=お金を稼ぐ手段」としか思ってなかったので、やりたい仕事なんてありませんでした。
じゃあ何をしたらいいんだろう?
水族館で働いてみたい

やりたいことってなんだ?
好きなことから考えれば良いのか?
好きなことといえば…水族館?
水族館で働いてみる?
…という単純な理由で、水族館で働こうと思いました。
ガチです。
NCA(地元名古屋の専門学校)の資料と願書を取り寄せて、本気で入学しようとしました。
水族館は大変だって噂を聞くけど「好きだという気持ちがあればイケるでしょ!」って軽めのノリでした。
1冊の本を読んだ

その当時、周りにいた水族館好きの間で、ちょっとした話題になった本がありました。
「水族館で働くことになりました」

「水族館で働くことになりました」
まさに水族館の仕事に興味を持ち始めた当時の自分にピッタリな本です。
水族館の仕事なんて詳しく知らなかったので「参考になるかも」と思って買ってみました。
本の内容
本の内容は、水族館の飼育員になった一人の女性の話です。
海獣チームの担当として、ペンギンとあんなことやこんなことがあって、ドタバタ奮闘する話でした。

詳細が気になる人は実際に読んでみて!
水族館の仕事なんてイルカトレーナーくらいしか知らなかったので、水族館の裏側を知るきっかけとなる本でした。
読み終わってすぐに諦めた

漫画なので読みやすかったです。
サラッと読み終わりました。
本を読み終わってすぐに、ハッキリと実感しました。
「水族館で働くのは無理だ」
諦めた
諦めたのは、忙しいとか、大変とか、詳しくないからとか、そんな理由じゃないです。
水族館の生き物と対峙する覚悟が、自分にはぜんぜん足りないと感じました。
「好きだから」で何とかなるような仕事じゃなかった。もしかしたら、生き物が嫌いになることだってあるかもしれなかった。
飼育員って大変だ

本の主人公は、ペンギンの飼育を担当していました。ペンギンは僕の大好きな生き物です。
ペンギンの飼育を担当すると、きっと良いこともあれば悪いこともあると思います。
嫌な部分も受け入れられる?
言葉でコミュニケーションがとれないペンギンたちは、不満があれば鋭いくちばしでつついてきます。
つつかれて痛い思いをしたとき、いくら相手が好きなペンギンであろうとイラっとするかもしれません。
そんなとき「好きだ」という気持ちが薄れないと、自信を持って言える自分はいませんでした。
ショックに耐えられる?
一番つらいのは、生き物と接するうえで避けて通れなない「死」と対面するときです。
その瞬間に直面したとき、現実を受け止める自信がなかったです。
想像する勇気すらありませんでした。
愛着がわくほどしんどくなるだろうな。
生き物と向き合う覚悟がない
好きであるがゆえに「簡単にできる仕事じゃないな」って感じました。
だから本を読み終わって、すぐに諦めました。
楽しめることに感謝する

本を読んで、飼育員さんの苦労が分かりました。
本の表紙をよく見ると、ウェットスーツの腰のあたりに穴が開いています。

僕は会社の上司と同じように、合わないペンギンにイラっとしてしまうかもしれません。
水槽も毎日掃除して、清潔に保たないといけないです。自分の部屋すら片づけられないのに。
感謝しよう
だから水族館に行って、水槽の前で楽しめるだけで十分です。
今年もたくさん水族館に行きました。
ペンギンもたくさん見て楽しみました。
水族館で働いている人のおかげです。
感謝しようって思いました。