半年くらい前のことですが、4泊5日で関東の水族館巡りをしました。
- 葛西臨海水族園
- しながわ水族館
- アクアパーク品川
- サンシャイン水族館
- すみだ水族館
- 新江ノ島水族館
- 八景島シーパラダイス
- 鴨川シーワールド
何年も前から大きな休みが取れたら「水族館ツアーをやってみたい!」と思っていたのですが、昨年に仕事を辞めたことで思わぬチャンスが到来。

大きすぎる休みができました(笑)
今回は「平日の5日間で水族館を満喫する」という贅沢な日々の日記です。
きっかけ


関東の水族館へ最後に行ったのは、前職で東京出張した5年前でした。
当時を振り返っても「休日に行ったのでめちゃくちゃ混んでた」という記憶しかありません。


アクアパーク品川なんて人が多すぎて、ほとんど水槽を見られませんでした。
当時は学生時代に買ったコンデジで写真を撮っていたので、残っている写真も画質がイマイチなものばかり。
記憶が5年前で止まっている
SNSを使うようになり、関東方面のフォロワーさんから「関東の水族館に関するさまざまな情報」が入ってきます。


「凄いな~羨ましいな~」と思いつつも、自分の記憶は5年前で止まったまま。
しかも、混雑していたことしか思い出せない。
もう一度訪問して、古い記憶を新しい記憶で更新したい。
水族館の弾丸ツアーを決心する
2020年1月。僕はとても悩んでいました。



ブログのネタが浮かばない。
このブログを立ち上げたときのテーマは「水族館の訪問記」でした。
今となっては何でもかんでも書いていますが…
ずっと水族館へ行く機会がなかったので、ブログに書くネタがない。
5年前に訪れたことを記事にするにも、ブログで使える写真がありません。
困った(暇だった)僕は、水族館の弾丸ツアーを決心します。
関東の水族館をハシゴする計画
今回は東京都内を拠点として、関東の主要な水族館をハシゴする計画を立てました。
ターゲットの水族館は8か所。
1日に2か所を訪問して、3泊4日でハシゴする計画でした。


計画を立てるときに頭を悩ませたのは「時間」と「費用」。
当時は暇を持て余していたので、時間はあり余っている。
でも、費用(交通費、宿泊費、チケット代など)は余裕がない…
ザックリと計算しただけでも、トータルの費用は7万円くらい。



さすがに7万円は気軽に手放せない。
少しでも予算の足しになればと思い、DVDの出張買取を利用してみました。


断捨離も兼ねて思い切って手放したので、トータルの買取額は約12万円。
お釣りが出るくらいの予算が手に入り、これで弾丸ツアーの準備が整いました。
水族館をハシゴする
- 葛西臨海水族園
- しながわ水族館
- アクアパーク品川
- サンシャイン水族館
- すみだ水族館
- 新江ノ島水族館
- 横浜・八景島シーパラダイス
- 鴨川シーワールド
- アクアパーク品川(2回目)
- サンシャイン水族館(2回目)
1日目:気合十分
弾丸ツアーの初日。天気は曇り空。
始発(6時20分)の新幹線に乗り、葛西臨海水族園へ。
開園時間は9時30分なのに、9時ジャストに到着するくらい気合十分でした。


葛西臨海水族園に入ると、偶然にもキングペンギンのヒナがいました。
ヒナを見るのは初めてでしたが、トトロのような見た目が可愛らしかったです。


午後からは、約5年ぶりのしながわ水族館へ。
この日はアクアパーク品川に行く予定もあったので、ササっと回るだけにしようと思っていたのですが…
想像以上に展示が充実していました。
いつの間にか3周もしてしまい、アクアパーク品川の到着予定時間が大幅にズレた。でも、嬉しい誤算でした。


初日のラストはアクアパーク品川へ。
閉館時間が22時と遅いので、夕方から訪れてもじっくり楽しめます。
アクアパーク品川では「インスタ映えする写真をたくさん撮る!」と意気込んでいました。
でも、イルカショーや暗いフロアの写真って、撮影が難しいんですよね。


なかなか納得のできる写真が撮れませんでした。
(後にカメラ設定をミスっていたことに気づく)
こうして1日で3館を回った弾丸ツアーの初日が終了。
かなり歩いたので、初日から足が痛くなりました。



6時から22時まで16時間も歩き回った。
2日目:まさかの大雨


2日目は、5年ぶりに訪れるサンシャイン水族館からスタート。
5年前と比べると、色々と展示が変わっていました。



以前はラッコやマンボウ、屋外エリアにはアリクイがいました。


運が悪いことに、この日は台風並みの大雨でした。
雨風が強すぎて、屋外展示がまともに見られません。
でも、せっかくサンシャイン水族館に来て「天空のペンギン水槽」を見ないわけにもいかない…
ペンギンたちが飛ばされてしまうんじゃないかと心配になる暴風雨の中、必死に写真を撮りました。


午後からは、すみだ水族館へ。
相変わらずの土砂降りだけど屋内展示なので助かりました。
すみだ水族館に来るのは約2年ぶりです。
2年前に来たときは、謎の水槽たちが展示されていました。


すみだ水族館の閉館時間は20時。時間いっぱいまで長居しました。



…というよりも足の疲労が限界で動けませんでした。
ですが、時間を忘れて水槽をボーっと眺めるのも贅沢だなと思いました。
2日目を終えて、足の疲労が限界を超えているのが分かる。
でも、ぜんぜん気になりませんでした。水族館ハイになっていたから。
3日目:神奈川を攻める
足の疲労を感じながら迎えた3日目。
この日は疲労困憊の足にとどめを刺すかのように神奈川を攻めました。


午前中は新江ノ島水族館へ。ここも5年ぶりです。
相模湾大水槽やクラゲファンタジーホールなど魅力的な展示がたくさんある。
でも午後から八景島シーパラダイスへ行く予定だったので、悔しいけどのんびりできない。
この時めちゃくちゃ葛藤しました。
水族館を「じっくり見る」か「たくさんハシゴする」か。
水族館好きにとって、この「葛藤」は永遠のテーマな気がする。




午後からは八景島シーパラダイスへ初訪問。
初めてだったので道に迷い、夕方のイルカショー「シーパラ超魔術団」を見逃した。
それにしても八景島シーパラダイスは広かったです。
4か所の展示エリアをすべて回ったので、足の疲労がハンパない。


本日最後のイルカショー「LIGHTIA」を見て、3日目が終了。
さすがにこの日は、余韻に浸る間もなく爆睡しました。
4日目:憧れの場所


4日目は最終日(の予定だった)。
「いつか行ってみたい!」と憧れていた鴨川シーワールドへ。
この日は開館から閉館まで1日中いる予定。
でも、千葉県にある鴨川シーワールドへ開館前に行くには、朝5時台の電車に乗る必要があります。



宿の朝食バイキングを密かな楽しみにしていたけど、4日目だけは食べられなかった。
電車に揺られながら約3時間かけて最寄りの安房鴨川(あわかもがわ)駅へ。



途中で「本当に鴨川シーワールドにたどり着くのか?」と不安になるくらい移動時間が長かった。


鴨川シーワールドは、やっぱりシャチのショーがすごかった。想像していた何倍も迫力があった。
もちろんシャチ以外の見どころも満載でした。
あまりにも幸せな時間だったせいか「ダメだ…帰りたくない」と思ったほど。
カメラの設定ミスに気付く
イルカショーの写真を撮影していたら「とんでもないこと」に気づいてしまった。
シャッタースピードの設定を早くしているつもりが遅くしていた。
簡単に言うと、設定を逆にしていました。


ミラーレス一眼を購入して約2年間、ずっと気がつかなかった。
思い起こせば、今までずっとイルカショーの写真に苦戦していた。
「初心者向けの機種を買ったからかな~」なんて思っていたけど、自分で自分の首を絞めていただけだった。
後悔しそうだったので1泊追加する


シャッタースピードを正しく設定すると、今までが嘘のような写真が撮れる。
もしかしてアクアパーク品川で上手く撮影できなかったのも設定が原因?



撮り直しに行きたい…
このまま帰ると後悔しそうな気がしたので、もう1泊追加することにしました。
冬季期間の鴨川シーワールドは16時に閉館します。
そこから宿につくのは19時ごろなので、余裕でアクアパーク品川に行ける!
ということで、本当は愛知に帰る予定でしたが急遽延長戦に突入。




2日前に苦戦したイルカショーもクラゲ展示も、正しい設定をしたことで良い写真が撮れました。
とはいえ、まだまだスキル不足は否めませんけどね。
もう一つの心残り
アクアパークでの写真撮影以外にも、関東遠征で心残りがありました。
それは、大雨の中で過ごしたサンシャイン水族館です。
屋外のイベントが中止となってしまい、写真も思うように撮影できませんでした。
1泊追加したことで自由な時間ができたので、リベンジに行くことを決意。
5日目:延長戦に突入


5日目の最終日は幸いにも良い天気でした。
サンシャイン水族館で「天空のペンギン水槽」や「ドラドのフィーディングタイム」を満喫。


やっぱり屋外のイベントは、天気の良い日に見るのが一番です。
こうして4泊5日の関東遠征は終了しました。
月曜日から金曜日まで、平日の5日間を水族館で埋め尽くした。



こんなに贅沢な1週間は初めてです。
だけど時間の都合上、見られなかったイベントや展示もあります。
限られた時間でたくさんの水族館をハシゴすると、どうしても1館に滞在する時間が短くなってしまう。
水族館のハシゴは事前計画と疲労回復が大切!?
水族館をハシゴするには、事前に計画を立てることが大切でした。
- 開館時間と閉館時間を確認する
- イベントスケジュールを確認する
- 移動手段を確認する
- 費用を確認する
(交通費、宿泊費、チケット代) - 各館で最低限達成したい目標を決めておく
(○○だけは必ず見る!とか)
今回の弾丸ツアーでは、午前と午後に分けて複数の水族館を回りました。
できるだけ開館時間が早い水族館を午前中に、閉館時間の遅い水族館は午後に行くと良いです。


そして限られた時間での行動となるので、見逃したくない展示やイベントは事前に確認しておきたいです。
時間帯によっては見られないイベントもあるので、かなり悩まされますよ。
僕は水族館を隅から隅まで満喫したいタイプです。館内を何周も回ることが多く、とにかく歩き回ります。
1日目:23,190歩[19.28km]
2日目:13,489歩[10.37km]
3日目:19,774歩[15.27km]
4日目:17,839歩[13.60km]
5日目:11,084歩[8.49km]
1館だけでも結構しんどいのに、連日で何館もハシゴするのはさすがに疲れました。
数日かけてハシゴする場合は、疲労が溜まらないような工夫も必要です。



僕は5日間歩き続けた結果、足の指を軽く怪我していました。
たしかに「痛いな」とは思っていました。でも気にしませんでした。
だって水族館ハイになっていたからね。
- 動きやすい服装を選ぶ
- 宿ではしっかりと湯船につかる
- よく寝る
- 朝食バイキングをたくさん食べる
もし「水族館をハシゴする」予定がある場合は、事前の計画と疲労回復の方法をしっかりと検討してみてください。



…ハシゴする予定があったらね。
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