
こんにちは。
ぎょぎょぎょ(@sakanayarou012)です。
2019年9月某日。「竹島水族館」に行ってきました。
今回は竹島水族館での思い出や撮影した写真などの紹介です。
注目ポイントや生き物を紹介するので「こんな感じなんだな~」と、ゆる~く雰囲気だけでもお伝えできればと思います。
それでは、ごゆっくりご覧ください!
目次
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竹島水族館ってどんなところ?

竹島水族館は愛知県蒲郡市にあります。
1962年(昭和37年)にオープンした、あと数年で還暦を迎えるベテラン水族館です。
水族館の外観からも分かりますが、それほど大きな水族館ではありません。

水族館の近くには、島全体が天然記念物に指定されている「竹島」があります。
日本七大弁財天(※)に挙げられるパワースポットとしても人気だそうですよ。
※弁財天とは:弁天様と親しまれ信仰を集める神様のこと

受付でチケットを購入。
大人価格でも、たったの500円のワンコイン水族館です。
(小・中学生以下は200円、小学生未満は無料で楽しめます)

竹島水族館は日本で4番目に小さい水族館です。
正直なことを言うと「30分もあれば1周できちゃうかも」なんて思っていました。
ところが、ふたを開けてみれば1周するのに半日かかりました。
この日は2周したので、結果的に半日以上。
小さくてもボリューム満点でした!
日本一「解説が読まれている」水族館
見た目は古く、規模が小さい。
そんな竹島水族館ですが、不思議な人気を誇っています。
その理由の1つが、飼育員さんの「手作り解説ポップ」です。
ゆるいイラストと個性的な解説文がSNSで話題となっています。
そんな解説ポップの中でも「魚歴書」は、本が出版されるくらい人気です。

それぞれの魚たちにキャラクター付けがされていて、魚の特徴を踏まえた個性が楽しく紹介されています。
魚歴書を読むと、なぜか親近感が湧いてしまうので不思議です。
人となりを知るほどに相手への興味が増していくように、 気がつくと他人(他魚?)とは思えない存在になっているかも!?

今後、泳いでいるピラニアを見たら、「本当はビビリだから驚かさないようにしよう」って思うかもしれません。
泳いでいるダトニオを見たら、「おまえ、他の魚のエサを食べてないよな!?」って言ってしまうかもしれません。
そんな手作り解説ポップから、竹島水族館は日本一「解説が読まれている」水族館と呼ばれています。
深海生物の展示種数が日本一

ここ数年、ダイオウグソクムシなどを筆頭に深海ブームが巻き起こっています。
深海の世界は、ロマンあふれる未知の生物が盛りだくさんです。
深海生物は飼育が難しく、展示している水族館も多くはありません。
竹島水族館は、そんな深海生物の展示種数が日本一だそうですよ。

深海魚は、めったに見られない珍しさも魅力の一つです。
深海という特殊な環境に生息していることから、とても変わった姿をしています。
そんな彼らを「変な生き物」として見てみるのも、楽しいかもしれません。

館内の人気No.1「さわりんぷーる」

竹島水族館の魅力は、珍しい深海の生き物を見ることだけではありません。
「さわりんぷーる」では、そんな深海魚と実際にふれあえます。

生き物とふれあえるプールは「浅瀬の生き物」や「小さめのエイやサメ」などが一般的なイメージですが、深海の生き物としておなじみのタカアシガニやオオグソクムシにさわれるのは竹島水族館ならではです。

僕は虫がめちゃくちゃ苦手なので、オオグソクムシだけはさわる勇気が出ませんでした…
でも、一番人気らしいです。
さわりんぷーるは、季節によって展示が変わります。
冬季は深海の生き物、夏季は身近な海(三河湾?)の生き物になるそうです。
クセの強さNo.1?アシカショーとカピバラショー
竹島水族館の見どころは、手作りの解説ポップや深海の生き物だけではありません。
水族館には定番のアシカショーもあります。
ただ、ちょっとだけクセが強いです。
アシカショー
アシカショーの主役は、オタリアという種のラブちゃん。
館内にアシカショーを宣伝するポスターが貼ってありました。
ポスターには自身をアピールする一言「誠実さには欠けます!!」

「いや、欠けるんかいっ!!」
暑い日は言うことを聞かないこともあるそうで、飼育員さんが振り回されることも…
でも、暑くない日はしっかりと迫力満点のショーを披露してくれますよ!

カピバラショー

どこの水族館、動物園でも見たことも聞いたこともない「カピバラショー」。
カピバラのイメージと言えば、ボーっとしている姿ですよね。
そんなカピバラが、お手をしたりくるくる回ったり、ゆる~いショーを披露してくれます。
調子がいい日は、カピバラらしからぬ大技を披露してくれるかも!?

この日のカピバラは、カピバラらしく終始マイペースでした。
エサを食べるのが最優先!!なカピバラは、「エサ > 飼育員さん」の上下関係がよく分かりました。笑
しかし、飼育員さんも負けていません。
振り回される飼育員さんは、トークでなんとか乗り切っていました。
(おかげで飼育員さんのトーク力ばかり伸びていくとかいかないとか…)
クセの強さは飼育員さんも負けていない!?「へんないきもの大王」

2019年の夏、なかなか明けない梅雨の中、熱い戦いが繰り広げられていました。
その名も「へんないきもの大王タイトルマッチ 人気投票王座決定戦」
全国の水族館や動物園から選び抜かれた「へんないきもの」たちが競い合う中、竹島水族館から飼育員三田さん(通称:さんちゃん)が唯一「ヒト」としてエントリーし、みごと優勝されました。

水族館に入ってすぐの所に展示されていたのは、優勝者のチャンピオンベルトです。
へんないきもの大王タイトルマッチの公式サイトでは「竹島水族館で飼育されている個体」として紹介されていました。
…あれ?竹島水族館で飼育されている飼育員ってことかな?
こへんないきもの大王は、食べて大丈夫なの!?と言わずにはいられない数々の珍生物を喰らい尽くすため「深海を喰らい尽くす男 無差別グルメ飼育員」の肩書を持っています。
まさにへんないきもの大王です。
※気になる方は、グルメハンターさんちゃんの珍生物試食記録を、ぜひご覧ください。
生き残りをかけたユニークな水槽たち

もうクセの強さはお腹いっぱいなんですが、まだまだあるんです。
館内の水槽は、魚の習性を活用したユニークな方法で展示されています。

実はこの水槽たち、日々しれつなレギュラー争いを繰り広げているそうです。
お客さんの反応が悪い水槽(素通りされてしまうなど)は、バックヤードへ降格し、展示方法が改善されます。

逆に反応の良い水槽は、小さな水槽から大きな水槽へ昇格です。
水槽たちはレギュラーを争っています。
これもすべては展示される魚たちの魅力を最大限に引き出すため、飼育員さんが頑張っているんですね。
もはや珍しく感じてしまう落ち着いた水槽

個性的でクセの強さばかり目立つ竹島水族館ですが、きれいなサンゴ礁の水槽もあります。
のんびり眺めているだけで、癒されるような水槽です。

クマノミのような、小さくてカラフルな熱帯魚も泳いでいます。
インスタ映えするような写真をねらってみたり、ゆっくり眺めて癒されてみるのも良いかもしれません。
クセの強い竹島水族館で、この水槽を眺めていると思い出します。
ぎょぎょぎょ
最後に

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
水族館は「癒される水族館」「大規模な水族館」「ショーが魅力的な水族館」など、様々なジャンルがあるかと思います。
竹島水族館は定番の水族館とは違ってクセが強すぎるので、もう「竹島水族館」というジャンルの水族館です。

当初は30分もあれば1周できるだろうと思っていたはずが…
- ポップに目を奪われ…
- 恐る恐る深海生物をさわり…
- ゆるいショーに癒され…
- 飼育員さんの個性に驚き…
- 最後にメインであるはずの「水槽」をしっかり見ていなかったことに気づき…
結局、半日以上かけて2周していました。
館内の様々なところに、飼育員さんたちの努力や魚への愛情が感じられ、また来たくなるような水族館でした。
興味を持っていただいた方は、ぜひ竹島水族館へ足を運んでみてください!
関連リンク
おまけ:個性的なお土産
竹島水族館の売店に、個性的なお土産(「超グソクムシ煎餅」「超ウツボサブレ」「カピバラの落し物」)が売られていました。

パッケージからしてクセが強いです。
中でも「超グソクムシ煎餅」は、オオグソクムシの粉末がせんべいにまぶされています。
※安心してください。味は美味しいらしく、すぐに売り切れてしまう人気商品です(笑)
僕はオオグソクムシをさわることもできず、見るだけで精一杯でした。
もちろん食べる勇気なんてなかったので、隣に並んでいた「カピバラの落し物」を買って帰りました。