水族館が好きになった話

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10年前:暇な大学生時代

10年前。大学の4年生、卒業の年でした。

僕は名古屋の大学に通っていました。
卒業に必要な単位をほとんど取得していたので、毎日がGWのように暇でした。

休みばかり、ゲームにも飽きた、今となってはぜいたくな悩みです。

暇すぎて水族館に通う?

やることがないから、地元にある名古屋港水族館へ通うようになりました。

当時は水族館が好きでも魚が好きでもなかったです。

でも何となく、雰囲気の良さや居心地の良さを感じていました。

落ち着いた雰囲気が好きで、喫茶店に通うのと似たような感覚だったのかもしれません。

デジカメを購入

大学を卒業する少し前、卒業記念に自分へのご褒美を買うことにしました。

どうせなら「高いものを買うぞ!」と、近所の電気屋へ向かいます。

学生時代の自分にとって、家電は超高級品。例えるなら、大塚家具みたいなものです(最近、色々とあったようですが笑)。

初めて買ったデジカメ
初めて買ったデジカメ

そんな自分へのご褒美に買ったのは「コンパクトデジタルカメラ」。

通称コンデジ。機種は「Nikon COOLPIX S6000」ってやつです。

6年前:仕事がつまらない入社3年目

6年前。入社3年目。

ひよっこエンジニアの僕は、慣れない仕事と合わない上司に悩んでいました。

平日は仕事と向き合う日々。

楽しくない。
興味もない。

休日は水族館で楽しむ

当時は仕事の都合で、東京で生活していました。
東京生活で唯一の楽しみは、休日に観光すること

せっかく東京で暮らしているから「色々な場所に行こう!」と観光スポットを調べると…

東京って意外と水族館が多いな!って気付きました。

それがきっかけで、東京の水族館めぐりがスタートします。

いつしか「水族館の全国制覇」を目指すきっかけに…?

デジカメの出番

大学の卒業記念に買ったデジカメは、東京観光のお供として活躍しました。

写真を撮るのが楽しくて、なんでもかんでも片っ端から写真を撮りました。

帰宅後は思い出に浸るため、水族館で撮影した写真を見るのがとても楽しい。

しかし、とある理由で気持ちがモヤモヤしてしまいました。

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写っている魚の名前がわからない…

魚の知識がなかった

写真を見ても魚の名前が分からない。

「いったい自分は何の写真を撮ったんだろう?」って、写真の魚を調べます。

でも、知らない魚を調べるのは大変です。

taku

小さくて…青くて…めっちゃおるやん!

広大すぎるgoogleの海をさまよい悩んだとき、あることを思い出しました。

taku

そういえば水槽の近くに、魚の名前が書かれたプレートがあったな。

そして魚の名前を確認するため、再び水族館に行きました。

新しい発見!解説板は面白い

今まで何度も水族館に行ったけど、魚の解説板に注目したことはありませんでした。

むしろ水槽に重なって「邪魔だな…」って思うことが多かったかもしれません。

でもよく見ると、名前と一緒に「魚の特徴」や「豆知識」も書いてあって、じっくり読むと意外と面白いかも!?

解説板には豆知識も豊富
解説板には豆知識も豊富

解説板を読むことで、魚の個性的な習性を知りました。

たとえば臆病な性格の魚は、いつも岩陰やすき間に隠れています。

水槽をじっくりと観察すると、たしかに解説のとおり隠れてた。

ちゃんと臆病な魚が安心できるように「水槽内に隠れられる場所を作ってるんだな~」って思いました。

5年前:運命の出会い-さかなクンを知る

魚を調べていくうちに、どんどん詳しくなっていきました。

taku

背中が黄色いからセナキルリスズメダイ、しっぽが黄色いのはシリキルリスズメダイ。

これ、今の自分にとっては「あたりまえ」のような知識なんですが、魚に興味がない人は知らなくて「あたりまえ」なこと。

同僚から水族館オタクと呼ばれるようになり、いつしか「さかなクンみたい」と言われるようになり…

taku

さかなクン…ってだれ?

恥ずかしながら、この頃はさかなクンの存在を知りませんでした。

何かの番組でさかなクンを見つける

5年も前のことなので何の番組か忘れましたが、さかなクンを特集していました。

初めて見たときの印象は…

taku

ぎょぎょ!って叫ぶテンションの高いおさかな芸人?

そんなさかなクンは、子どもの頃から魚に夢中で、それが今も変わっていない。

変な人だなって思いながら、いつの間にか「夢中になって番組を見ている自分」がいました。

憧れの存在に

学生時代は「好きなことを仕事にしよう」なんて発想はありませんでした。

大学を出て地元に就職する。
安定した仕事ができれば良い。

そこに興味があろうがなかろうが関係ない。

今の仕事じゃなくて「水族館で働けば良かった」と思ったこともありました。

でも考えるのが10年遅かった。
「今さら、もう遅い」と諦めることしかできない。

さかなクンは、好きなことをとことん追求している。それを仕事にして活躍している。

それだけでカッコよく見えました
尊敬するしかなかったです。
(さかなクンは、別にそんなつもりないかもしれないけど)

今:水族館が好き

好きじゃない仕事は、今も生活のため続けています。

(追記:2019年に退職しました。今はやりたいことをしています。)

最近は、Youtuberが「好きなことで、生きていく」をキャッチフレーズにしていますね。

「好きなことだけしながら生きていけたらいいな」って思うことがあります。

「どうせ無理だ」って諦めるんだけどね。

できることをやろう

過去に仕事を辞めようとしたことがあります。
水族館の飼育員になろうと思ったからです。

でも、飼育員の大変さを知ってすぐに諦めました。自分にはハードルが高すぎた。

今から「好き」を仕事にするのは難しい。
だから、他にできることがないか考えました。

そして今、ぎょぎょぎょと名乗って、ブログを書いて、水族館の楽しさを伝えています。

けっこう楽しいですよ。

ブログがきっかけで気付いたこと

ブログをきっかけに、InstagramやTwitterのアカウントを作成しました。

少しずつですが、水族館好きとのつながりができました。

さまざまな人たちと関わることで、世の中には水族館好きがたくさんいることを知りました。

  • イルカやペンギンが好きすぎる人
  • 水族館に通いすぎて「関係者?」と勘違いしてしまう人
  • エピソードが強すぎて「本当に実在するのか?」と疑うほどの水族館めぐらー

僕は水族館好きのエピソードを聞くたびに、恐ろしくて足が震えてしまいます。

【最後に】水族館はもっと楽しめる!

水族館には、たくさんの生き物がいます。

堂々と水族館のセンターに立つ人気者。
水槽の片隅に隠れて目立たない魚たち。

すべて水族館の主役です。

彼らに興味を持ち、もっと知ること。
それが水族館を「もっと楽しむ」きっかけなのかもしれません。

僕はこのブログで、そのきっかけを作れるように頑張ります。

世の中にさかなくんやさかなちゃんが、もっと増えますように。笑

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